韓国釜山の悪妻日記

長いタイトルじゃのぅ・・・でも、その通りなんで（笑）

デジカメ、無事に戻ってきたことを報告がてら、
釜山市内の金剛山の様子を画像を交えていきまっしょい。

日曜日、朝9時半、金剛山公園の入り口で待ち合わせ。
某会社のハイキングである。
何が悲しくてだんなもいないのに、だんなの会社の人々の中にいるのか
謎のまま、あっしは服装だけはバッチリに集合の輪に入る。
（ナニゴトも服装から入るあっし）

スタートして30分でネルシャツはリュックに仕舞い込む。
天気は上々。かなり暑くなってきた。




でも他のお姉さま方、とっても軽装・・・
もしかして、悪妻場違い？やる気満々っぽい？
ほしそら先生の教訓を生かしたんだけど・・・

と思いつつも、登り始めたら、悪妻正解。

どこが、ハイキングやねん！？
ずーっと岩の階段を上り続ける。

いつの間にか、お姉さま方ともバラバラになり年齢の若い人が先に・・・
ちょっと明らかに？40代の方、悪妻の後ろにゼイゼイ言って付いてきてる。



悪妻も必死で前の人を追いかける。
しかし、ずーっと上ってるため呼吸が激しい運動不足のあっし。

ちょっと休憩（マジ1分くらい）で、足を止めて水筒から水を飲む。
他の女性は何も持ってきていない模様。
あっしの水筒を奪い合っておる（苦笑）
飴とか渡すと、なみだ目になってるあたり、この人たちもハイキングと
だまされてきたんだなぁと同情する・・・

呼吸も荒く再び上りながら、数十分後に
後ろを振り向くと、お姉さん方いないじゃないのさ！



え？悪妻、最後尾？とか思うと必死で前の人について行かざるを得ない。
まじでこんなに急な上り坂ちっくな階段もどきが続くと死ぬ～。

前を歩いているおじさんが、ここは景色がきれいだから
写真を撮りましょう、と足を止める。

ああ、休めるぅ・・・と思いきや、写真を撮るから
悪妻さんあそこに座りなさい、と軽く命令を受け、岩によじ登って座る悪妻



あら？こんな岩から松が出てる。
おもしろいわ、とまだちょっぴり余裕のあるあっし。



こんなに登ったのかぁと思いつつ、まだ半分もきてないらしい・・・
一体、後残りは何キロなのさ！？（怒）

あっしはねえ、自慢じゃないけど20代の頃は山登り結構してたのよ。
六甲山も何度も何度も登ったわっ！大台ケ原も富士山も行ったわ。
アイゼンつけて、雪山だって経験してるわよっ。
マイ　アイゼン（雪山で滑らないように靴の裏につける剣山みたいなヤツ）
持ってる変わり者アガシだったわよっ。

でもねえ、これ、どう考えてもハイキングじゃないっ！

だんだん怒りを感じつつ登り続ける悪妻。
もう紅葉とか見る余裕もなく、ぜーぜーはーはー、必死。

ああ～、帰りたい～。もう嫌だぁ～。

一体いつゴールなの？頂上はまだなの？
何時間たったのかしら？←大げさ

と半分ぐらいの地点で、ようやく休憩ポイントらしく前を歩いてた
おじさんたちが、ちょっと広めの場所でコーヒーとか飲んでる。
親切な若い男性が、あっしの形相にびびりながら

『コーヒー飲む？』とか聞いてくれる。

・・・

・・・

いらねえよっ水をくれっと思いつつ、紙コップで熱々のコーヒーをもらう根性ナシ。
すっげえ熱いコーヒー・・・
ひゅ～ひゅ～言うくらい喉乾いてるのに、熱すぎて飲めねえっ

あっしの後に来てる人がいるはずだけど、5分ぐらいしても姿も見えない。

その後再び、上り再開。
あ～ん、もう足ががくがくするよううう。
なんでこんな所にいるんだろ？自問自問。（答えナシ）
すっかり後悔の渦に巻き込まれながら、足をひたすら動かすあっし。

４０分くらい登った所で、ようやく少し景色が変わってきた。



紅葉がキレイなポイントで写真を撮るフリをして足を止めるだるだる悪妻。
ようやく、この山の8合目にきたらしい。
写真を撮ってあげましょう、とか親切なおじさんに言われるも
もう、座り込んだら二度と立てないような気がする。



この岩から落ちたら、楽になれる、とか危ない発想を抱いて座ったら、
あ、これズームどうするの？とか聞かれてまた立つハメに。
立ったり、座ったりの動作すらもう死にそうにつらい・・・

そうこうしているうちに、ようやっと頂上手前のロープウェー乗り場に着いた。
あっしの前を歩いてた若い女性２人が

『悪妻さ～ん、がんばってえ』

と励ましてくれるけど、死にそうじゃ。ちみたちさすが若いね・・・

で、一緒になって残りのお姉さんを待ってたら、１５分後、
ロープウェーから降りてきた。


そんなんありっすか・・・Σ(･c_･lll)


途中で引き返して、下からロープウェーを利用したそうな。
ちっ、あっしもそうすりゃ良かった。

その後なだらかな山をもうひとつ越えて、また下って、
東菜山城（ドンネサンソウ）のオリ（鴨）プルコギを食べて
彼らの言うハイキングは３時頃終わった。

韓国人らしい過ごし方を経験したが、多分もう二度と行かない。

悪妻の足の爪は、鬱血中。
もうすぐ真っ黒になるに違いない。
２０代後半の時に登った雪山以来である。

これでもハイキングと言うらしい・・・