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秋深まるこの頃ですが、食材が冬を告げようとしています。
それは北陸を代表する冬の味覚である「ブリ」と「蟹」です。 「ブリ」 先日石川県や富山県の港でブリ約90本、能登町宇出津港で水揚げされた。ブリのまとまった水揚げは今季初めてとなり、いよいよ冬の訪れです。 4日の地元の新聞の記事 ブリは、同町の小浦羽根大敷網組合の定置網にかかった。ほとんどのブリは9キロ前後だったが、中には12キロを超える大物もあり、仲買人が厳しい目で品定めした。 同支所によると、ここ数年で11月上旬のまとまったブリの水揚げは珍しく、漁業関係者は「今年は幸先がいい。12月からの本番でも大漁を期待したい」と話している。 ここで少しブリについてご紹介 1、ブリは代表的な出世魚であり、大きさによって呼び名が変わる。地方によっても呼び名が異なる。 ・35cm 以下のものは、関東でワカシ、関西でツバス、北陸でコゾクラ、コズクラ ・35~60cm のものは、関東でイナダ、関西でハマチ、北陸でフクラギ ・60~80cm のものは、関東でワラサ、関西でメジロ、北陸でガンド ・80cm 以上のものは、関東、関西ともブリと呼ぶ。または80cm以下でも、8kg以上のものをブリと呼ぶ場合もある。 2、出世魚であることから縁起物として正月料理(御節料理)として欠かせないものである。また正月ころのものは特に寒ブリと呼ばれ、脂が乗っており刺身や照り焼きなどにする。 3、加賀前田家(石川県)では初代前田利家の頃(1500年代末)から年取り魚としてブリをお歳暮に送る習慣があった。 「蟹」 今日、11月6日に石川県のカニの解禁です。初売りは7日です。 北陸を代表するおいしい蟹。オスのカニを福井県では越前蟹、石川県では加能蟹、メスは福井県ではセイコ蟹、石川県では香箱蟹と呼びます。 北陸の地場産はとても高価ですが、柔らかく繊細な脚肉とたっぷりと入った蟹味噌はまさに冬の味覚の王者です。 「ズワイ蟹」(加能カニ) 普段皆さんがよく拝見するのはオスの蟹です。 蟹を買うならカニビルが付いているものを選ぼう。 カニビル(ヒルの仲間) 日本海、本場といわれるところでとれたものと、北洋などから輸入されたものなどを見分けるのに「甲羅についた黒い星」のあるなしが言われる。この黒い星があるのは本場もの、ないものは場違いであるとされるわけだ。すなわち高価で取り引きされる目安とも言える。これは環形動物ヒル虫類のカニビルの卵である。このカニビル、ズワイガニが生息する深海に生息する魚類などに寄生して体液を吸っている。 カニビルが生息する海底が柔らかい泥に覆われている場所で、ズワイガニの甲羅に卵を産み付ける場所に利用しただけなので、食べはしないがカニには害はない。 「香箱カニ」 香箱蟹とは、冬の赤い宝石箱。ズワイガニの雌をコウバコガニといいます。子を持っているから子箱、日本海の香りを秘めているから香箱、などと諸説あり。福井ではエチゼンガニ、雌をセイコなどと呼びます。 ズワイガニの漁期は11月6日から翌年3月20日迄ですが、雌のコウバコガニは1月6日までと短いです。産卵する雌を保護し、カニの数を減らさないようにするためです。とても貴重なものとなっています。 食べたいな~~。 でも冬に帰国しないと食べれない 本日のクリックよろしくお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月06日 04時26分29秒
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