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カテゴリ:文学
最近読んだ本の中でも衝撃を受けたのがこれ。
ウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」 ロリータ?ロリコン?変態?と思い込み おそらく好きなジャンルではないなと なんとなく手を出さずにいたのですが読みました。 読了後はう〜ん、なんて言えばいいんでしょうかねえ? ざっとしたあらすじ 主人公はハンバート とある理由から獄中にいる。 ハンバートは幼少期の頃の体験がきっかけか いわゆる「ロリコン」である。 そんな彼の前に ドロレスという女の子が現れる。 ドロレス(以下ローと呼ぶ)の 母親とハンバートは良い仲になり やがて、ローを手に入れる機会がめぐってくる。 ……あらすじはこのくらいにしときます。 ロリータ (新潮文庫) [ ウラジーミル・ナボコフ ] 読んでる間の感想は… なんともいえない。 ハンバートの少女愛が描かれていて 例えば腰がどうの〜とか 足のラインが〜だの 細部まで描写されていて 少しキモかったのですが (こんな想像されてたらキモいなって…) それに、少女の時が1番好きだと ハンバートに少女時代を束縛されている ローがかわいそうだったのですが 後半からは、反撃と言わんばかりに ローが己の魔性を生かして ハンバートをコケにしまくる展開は なんだかコミカルで笑ってしまったかな。 文章自体はハンバートの視点で 進んでいくのですが、詩のような感じで理解しづらい。 …けど、おもわず吹き出してしまうような言い回しや ラップみたいな韻を踏んだりする文章は 遊び心があるなー…と思いましたねえ。 読了後 なんだったんでしょう? 要はこれあれか ハンバートのローへの一方的で熱烈な 愛を見せつけられただけのノロケ小説か? ローの外見が大人になったら捨てるのか?と 思ってたけど、そうでもないし 意外にもローの幸せを願って行動するし (そのために後半はサスペンス展開になる) 私の「ロリコン」の知識は少し浅かったかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.19 02:47:51
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