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カテゴリ:「奔放」(次男)系のネタ
今朝はいつもと少し違う空気がリビングに流れていた。
文科系のぐうたらな大学生のような生活をしている中1の娘は普段通り、遅寝遅起きである。(笑) 真ん中の「忍耐」と末っ子の「奔放」(ほっと一息、水無月家の阿呆な家族たち)はサッカーの支度である。 末っ子の「奔放」は市が主催するサッカー大会の決勝戦に出場するのだ。 空気が凛としたものになっているのは、このためである。 「忍耐」や「奔放」が所属するサッカークラブは、老舗である。 部員も小1~小6まで100名を越す。 2年生、4年生、5年生が決勝まで進んだのだ。 「奔放」は4年生のキャプテンである。 実は、昨年、別の大会(11月28日「涙……のち晴れ」)でも涙を飲んでる。 相手は別のチームだが、乾坤一擲という心境だ。 イヤ、捲土重来と言ったところか。 他の学年の目もある。 少々大げさだが、ここで負けるとメンツも潰れようと言うものである。 「奔放」は末っ子で、文字通り細事に拘らない。 のびのびとしているのだ。 だが、ボクと家内は俄然、気合が入っているのだ。 ボクらがハッパをかけないと、キャプテンである「奔放」のモチベーションも上がらない。 決勝へ進んだことで、お祭り気分になっていては先はない。 ここは、キャプテンが締めていかなければならないのだ。 だが……。 結果から言えば、今年も「奔放」は涙を飲むことになった。 準優勝である。 専制点を取ったが、後半で同点になり延長戦で逆転されたのだ。 細かいことを言ってはキリがないが、試合内容はあまり良くなかった。 昨年は「奔放」も足を捻挫し、転げ、満身創痍の状態になるまで善戦した。 優秀選手に選ばれたが、足の怪我を理由にふてくされ表彰式にさえ出なかった。 悔しかったのだろうと思う。 ただ、それだけの獅子奮迅(←少し大げさ)の働きをしたように思う。 だが、今年の動きはよくなかった。 声を出しているが、自分は動いていなかったのだ。 スペースを有効に使っていないので、攻めるにしても守るにしても他の選手と被り気味になってしまう。 結果的に、ボールをもらっても抜くに抜けず、相手に取られてしまうのだ。 「奔放」にしても言いたいことはあるようだが、終わった後では仕方ない。 満足に働きもせず、ふて腐れていれたらひっぱたくつもりであった。 「おまえ表彰式でスネたら、ひっぱたくぞ」と凄んだ。 悔しさを忘れてはならないが、過ぎたことを振り返って腐るのは潔くない。 腐って凹むくらいであれば、表彰台に立って「また来るからな」くらい、うそぶいて欲しいものである。 家に帰って「父ちゃん、何もナシ?」と「奔放」が聞いてきた。 優勝したら「キーパーグローブを買ってくれ」と言われていたのだ。 「奔放」はキーパーではない。 だが、友達と遊ぶときに使いたいと言うのだ。 ボクは「サッカーバカ」が好きである。 サッカーに限らなくとも良い。 何かひたむきに打ち込めるものを持っていて欲しいのだ。 遊び用としては贅沢だが、優勝したらラテックスを使った1万程度のキーパーグローブを買おうと考えていた。 だが、準優勝で試合内容もそんなに褒められない。 家内に言わせれば「論外」であろう。 だが、モノは考えようである。 そんなにサッカーが好きならば、好きなだけやらせてやれば良い。 友達と一緒になって夢中になれば、うまくなろうと言うものである。 「なら、安いヤツな」 「奔放」は大喜びで、近くの量販店のスポーツコーナーにあったキーパーグローブを買ってきた。 家内は呆れ顔である。 夜は祝勝会に家内は出かけた。 ボクはやることがあるので留守番である。 「負けたんだから『縮小』せいや」と言ったら、また呆れられた。(笑) ダジャレくらい言わないと、おさまりがつかないと言うものである。 夫の心、妻知らずである。 この日記は、5月5日のスペースに、5月8日に書き込みました。 水無月悠里の「元気まぐ」はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/05/08 01:38:00 PM
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