quebecのひとりごと

元々、よくしゃべる子が２人いる。
２人とも男子（小３、小４）。
あれこれ、どこかに出かけてきた話や、楽しかったこと、
嫌だった事など、いろいろ話を聞かせてくれていた。

それが、だんだんとレッスン中、それも状況的に
全く関係ないことを
「あのね、昨日○○に行ってさぁ～」
「昨日のサッカーの試合でねぇ～」
（もちろん日本語）
と、人（１人、或いは数人）が話をしている最中に、
話に割り込むようになってきた。
それも、２人が争うように、である。

う～ん、、、どうしたものか、、、
本当に言いたいこと！という印象の話ではない、
いわゆる「世間話」に属するものだ。
でも、本人たちにとっては、「これは言っておきたい話」
なのか？
お母さんが話を聞いてくれないのか？

わからない・・・

レッスンに差しさわりが出るようになってきたので
ここは何とかしないといけない、と思って
まず、発音講座の後、Mayukaさんや先生方に相談してみた。
いろんなアドバイスをいただいた。

1) 何か言いたそうだったら、レッスンの途中に数分、
　その子が自由に話が出来る「○○くんタイム」を設けて
　その時間のみ話をしても良い、ということにする

2) それ以外の時に話をしたら、マジックで顔にヒゲを描く

おお、、2)は冗談として（笑）、1)はいいかもしれない、
やってみよう、、、と思った。
そして、彼等のレッスンがある月曜日。

案の定、いつものような状況になった。
「（怒）あのね～、私ね、みんなが
いっぺんにいろんなことを言っても
聖徳太子じゃないからわかんないの。
（聖徳太子の説明をし、）
だから、そういうの、辞めてね。」
と説教しながら、その最中に、

いいこと思いついた！！

その２人（１人ずつ）輪の真ん中に座らせ、
他の子たち全員が一度に簡単な言葉を言って
みんなが何と言ったか当てさせる

２人とも、なんとか１つは聞き取れたが、
他の８人の言葉は聞き取れず・・・
一度に言っても聞いてもらえない、ということは
身をもって知ってくれた（かな？）。
その日のレッスンはその後、順調に進んだ。

とりあえずはしのぐことが出来たが、
これは、この問題の根本的な解決にはなっていない。
自分の意見を主張するのは大切なことだし、
必要なこと。
でも、人を押しのけてまでするのはどうか？
自分の意見を言いつつ、
人の話もしっかり聞けるようになる（させる）には
どうしたらいいのか？

難しい。