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ガードマンのつづる日常

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2008.03.14
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カテゴリ:里山と歴史探訪
【啓蟄・如月7日・Freitag】

 江戸時代、各藩は有力商人からの借金でもっていた。お米を中心とした経済システムが破綻していたのである。

 薩摩・長州といった雄藩は密貿易で余裕があった。その経済力で明治維新が出来たといっていい。

 開国はその密貿易の利権が幕府に取り上げられたことになった。その利権を取り戻すための尊皇攘夷だった。

 明治政府は廃藩置県をやった。普通なら自分の財産を取り上げられたのだから革命である。抵抗がなかった。無いはずである。各藩の借金は全部、明治政府が受け持った。各藩・藩主は名誉を受けて、借金から解放された。後に議会が出来、貴族院議員という利権の窓口まで手に入れることが出来た。

 損をしたのは薩摩だった。切り取り勝手と久光は勝手に思った。そして、会津や南部を蹂躙した。軍事力で圧倒したが、岩倉にしてやられた。

 その不満は西南戦争となった。敗北、その怨念は大陸壮士に受け継がれた。西郷の亡霊である。結果的に、もっと大きな朝鮮という不良債権を抱え込むことになる。

 この顛末を客観的に俯瞰していたのが春岳の息子・徳川義親だった。大正期、貴族院の改革案を石川三四郎とともに提示、原敬に潰された。

 その後、尾張徳川家の遺産は徳川美術館に収納して、昭和の軍事クーデタのスポンサーとなった。それも挫折。戦後、日本社会党の結成となる。





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最終更新日  2008.03.15 00:58:32
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