カテゴリ:文学(小説)
【春分・如月23日・Sonntag】 新田次郎の説だが、松平・酒井・石川は並列関係で、家康が徳川を名乗る事で、頭一つ出す事が出来た。 松平は織田と今川の間を行ったり来たりしていた。酒井の方が先に織田方についた。石川は清和源氏の血を引く、主従関係というより同盟関係ともいえる。 その石川が秀吉側に寝返った。 小説家は自分の説を自由に表現できるが、歴史家は何とも言えない。 秀吉と家康、複雑に入り組んでいる。 石川を毒殺したのは石田三成という説を南原は取っているが、家康の方が可能性が高いし、理由もはっきりとしている。「裏切り者は消せ!」 あとから、いろいろ理屈をつけて、小説を作る、だから、面白いのだが、タヌキジジイはそれ程、立派な人間ではない。江戸時代のごますり学者が尾ひれを付けただけに過ぎない。
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最終更新日
2008.03.30 19:02:48
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