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カテゴリ:日々雑記
先日行ってみたいところの特集をTV番組でやっていたので 録画しておいたのを見た。 すっごく行きたいと何年も思っているところなので いいなあと見惚れていたのだけど、 何度目かのこの地の特集、必ず紹介されているところのある場所だけは どうにも受け付けない。 現地に行ったらまた違うのだろうけど、 賽の河原にしか見えない。 賽の河原は 胸の苦しい記憶と繋がっている、から。 しょちゅう熱を出す子供だった私は、 熱を出す前に必ず見る夢、があった。 セピア色にオレンジが濃くかかった場所。 なんとなくぼやけた感じも漂う場所。 そこで私は機械の部品、スクラップされたものの屑のような鉄のかけらを 上に積み上げていかなくてはならない。 なかなかうまくいかなくて 自分の背丈くらいで崩れ落ちることも多い。 けど、淡々とまた積み上げ始める。 この事に意味も意義も感じていない。 ただ積み上げる自分とは別の見ている自分が しばらくするといるようになり、 (ああ、この夢から覚めるとまた熱が出ているな…)と思っている。 積み上がっていくほどに、胸は重く苦しくなっていく。 やがてビルを見上げるようなくらいに積み上がり、 それがどーんと崩れていく。 ここで目が覚めて、 自分の吐く息の熱さを感じながら (さて体温計で計って、お母さんに言わなくちゃ。 明日から2~3日は家で寝るんだな。)と考えて、体を起こす。 このパターンが小学校に通っている間は続いていた。 最後にこの夢を見たのは、いつだっただろう。 中学校に入った頃か、その前か。 ぼやけていた感じがなくなって 輪郭とかがはっきりと見えるようになったのだ。 夢で部品を積んでいる自分よりも、 それを見ている自分の方が強くなったのだろう。 「もうこの夢はいいや。」 そうはっきりと自覚して、見なくなったような気がする。 もう見ない夢だけど その光景とか苦しさとかは思い出せる。 賽の河原によく似ている光景なのだ。 あの世とこの世の境で、静謐な場所なのか 思いが重く積み重なって、苦しく感じる場所なのか。 いつか行って確かめよう 座右の銘メーカー これが結構おもしろかった 本名を入れたときのが気に入っている。 「不完全 だからこそ 努力して輝く」 頑張ろう~っと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月18日 12時03分57秒
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