「オーシャンズ12」を観ました
珍しく、主人と一緒に映画を観に行く。先日、見所の特番をやっていたらしい「オーシャンズ12」。主人は前作は観ていない。一緒にでかけるのは、去年の「ラストサムライ」以来、約1年ぶりのことだ。1作目は、私はDVDで観たが、すっかり内容は忘れていた。もちろん、誰がどんな役割を持っているのかさえ、おぼろだ。「オーシャンズ11」は、窃盗犯のダニー(ジョージ・クルーニー)がラスベガスの共同金庫にある大金を奪うべく、旧知のラスティ(ブラッド・ピット)ら10人の仲間を集める。3つのホテルのカジノから集まる1億5000万円の大金は、ダニーの元妻テス(ジュリア・ロバーツ)の現恋人ベネディクト(アンディ・ガルシア)のものだった。ダニーは大金とともに、テスをも奪い返す計画を立てていたのだった…。今回の「オーシャンズ12」は、見事に計画を成功させ、大金を山分けして平穏に暮らしていたメンバーを、だれかがベネディクトに密告! ベネディクトは1億5000万ドルに利子をつけて返さないと、さらなる報復をすると脅す。テスと結婚3年目を迎えていたダニーは、仕方なくメンバーを集め、欧州に向かう。そんな彼らを国際警察機構の切れ者捜査官イザベル(キャサリン=ゼタ・ジョーンズ)が待ち受けていた。前回の金庫襲撃のスリルは失われているが、かけひきのおもしろさを堪能できる。しかも、美しく華やかなゼタ姐さんが加わり、映画にスパイスが効いたよう。特にはまってしまったのは、ダニーが「俺、いくつに見える?」と仲間に聞きまくるところ。実際のお年は43歳。よかった、彼の方が年上で…。聞かれた方は「50歳?」。で、「やっぱり50に見えるかなあ?」というと「48歳?」という。あまり変わっていないのが笑わせる。でも、妙に納得していたから、やっぱり老けて見られているのだろうか。どうしてもかすんじゃうマット・デイモンは…?なかなか、いい味出ていました。前回は本当に出番が少なかったんだけど、今回はけっこう活躍していますよ。役柄が、ちょっと抜けている感じのおぼっちゃん風なので、あれでけっこうイケてます。マットというと、どうしても秀才のイメージが強いけど、それを振り切っているあたりが、潔さを感じるのです。中盤に張り切って、ここが腕のみせどころ、という場面があったけど、すっきり成功していないあたりが、彼の役柄なんじゃないか。カメオ出演のあの大物俳優さんも、ノリノリという感じだった。あそこで、「お前、ブラピに似ているよ」とか「あ、ジョージ・クルーニーだ!」などとやったら収拾つかなくなりそうですね(笑)。とにかく、さらに続編があることを暗示させながらのエンディング。やっぱり、次は日本に来るんですか?「マツイ」という人物が出ていたが、これはソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」から?住んでいるところが田舎なので、うちの映画館ではこの作品が上映されなかったし、まだ観ていない…。好きな俳優ビル・マーレーも出ているし。