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カテゴリ:陸上競技
今日(6月26日)から,北京五輪の最終選考会が,川崎市の等々力陸上競技場で開始されま した。( 観衆がまばらなのは,ちょっとがっかりしましたが。) 天候は曇り,気温18~20℃のこの季節では,肌寒い感じで,風もややあるような当地の予 報でした。(4月下旬並みだそうです) 数種目の予選,決勝(これは予選なしの1発決勝)が行われましたが,追い風参考になってし まったレース,逆に長距離種目ではまずまず(でももう少し良い記録が欲しかった。)でし た。 ここでは,見所と,各選手の競技の位置取り,記録への挑戦など最近の経過から推理してみま した。 明日からは,NHKで放映があります。ご興味のある方はぜひご覧ください。 28日(土)は一人で出かけますが,29日(日)は家族3人で出かけるつもりです。できる だけいい場面を記憶(記録)に残したいと思います。 また,近くでいいお店を探しています。 第2日(27日)のハンマー投げで,室伏広治選手がエントリーしています。 今季初戦で,腰の具合が気になりますが,軽く放って?もらい,80m突破してくれればと一 投一投に注目したいものです。 特に,ターンのスピード,後傾,ハンマーの先のスピード感を味わえたらとも考えます。 今季はまだ豪快なフォームを見たことがないので,実現したくれればとも。 とにかく,女子の野口みずき選手と並んで,男子の牽引車ですので,貫禄を見せてほしいもの です。 また,女子10,000mが20:05開始,福士選手を初め,A標準突破者の競り合いも激 しいものがあるでしょう。復調なった福祉選手が怪気炎振りを発揮してくれればと思います。 時間は前後しますが、19:35からの400mHは今日の予選からは,成迫健児選手の独壇 場のようです。 豪快?な先行策で48”台半ばまで期待したいところ。(ただし,風が向かっていなければ良 いのですが,今日の様子では追い風が多かったようですね。) 再起を期して,優勝狙いを宣言した 為末大選手 為末大選手にとっては,怪我からの復帰第2戦でしたが,予選通過者のうちでは最下位の5 0”87はいただけませんが,最後は余力で流したと見るか,ばてる寸前,ゴール前まで持た なかったとも解釈されることもありましょう。 レース後に,「 強気に,優勝するつもりで明日は走ります。」とコメントしていますが,良 いほうに出ればよいと祈ります。(ラスとランにならなければと案じています。) 第3~4日 ( 28日~29日 ) あいにく,日本陸連のHPでは,レーン順や投擲順などのプログラムが掲載されていませんの で残念ですが,参加選手(特に予選)は直に競技場に行かないと解らないようです。 たぶん100mは,男女とも予選~決勝を最終日の29日に実施するかもしれません。 以前は,4組1着+4という具合に,大変厳しいレースを2本行ったこともありました。 今回は,準決勝(普通の予選)で2組×4着という選考方法となるそうです。 女子の100mでは,プレ五輪のメンバーだった福島千里選手,高橋萌木子選手が200mに は出場せず,100m1ッポンにかけています。 北風,石田選手などリレーのメンバー候補はまだ100mのフラットレースで,A標準を狙っ ていただきたいもの。 特に福島選手は着地の際の設置時間が短く,センスの良さを感じさせます。 A標準(11”32)の最短距離に要るので,風に恵まれ,予選から記録を狙っていただきた いですね。 男子の800mの横田真人,1,500m小林宏和の両選手には,お目にかかったのでB標準 でも良いから,何とか1着で着て欲しいものです。 男子の棒高跳びでは,澤野大地選手にとっては,緒戦みたいなものですので,脚の調子を見る いいチャンスだと思います。スピードに乗れた切れのあるジャンプを期待します。5m70も いけるか~5m60でもOK。 男子の400mは金丸選手が関東ICの200mのあと50mでいためた怪我がどうなってい るかです。1ヶ月ほどではどうか。やや重症と聞いているので,何とか軌跡を望んでみましょ う。 400mで51”55のA標準記録を狙う 丹野麻美選手 最後に,丹野麻美選手は初日~第2日の200mの出場を蹴って,3日目の予選から記録を狙 ってくるようです。 独走となりそうですから,かなり2着の選手と離れていたら(10mくらいかそれ以上)日本 記録でしょう。 前半を力まず24”台の半ば,300までスムーズに流れ,最後の直線では残りの力を出し切 ればよいのか。 ともかく,A標準(51”55)を突破して,堂々と選出されて欲しいものです。 今季は,勤務先のナチュリルの関係(ユニフォーム)からNike(白か銀色)のスパイクを 使用しています。 「 Just do it!! 」のナイキのフレーズに乗って行きたいですね。 今度の日本選手権は,コンディションに差がありこそすれ,ここ1発に賭けるアスリートの底 力を見たいものです。 前回のアテネ五輪,大阪世界陸上に参加した選手はそり上の内容の濃い試合を,まだビッグな 試合に出場していない選手には,A標準目指して,大いに普段の力を発揮してもらえればと思 います。 この4日間は寒く,当地の周辺では,小雨が降るようですが,多少の悪条件は克服して,五輪 枠の36人を超えるくらいの盛況な大会であって欲しいものです。 ------------------------------------------------------------------ 《 余談ですが,》 選手権開催前から,等々力競技場は日本陸連の要請で,川崎市当局は10億円かけて高速トラ ックへと改装してくれました。 さらにスタンドの一部も改変し,100mのメイン走路では,向かい風や2.0m/sより強 い追い風にならないように工夫されたそうです。 けれども,当初の走路を青色にする案は,これも陸連の北京五輪と同じ条件のサーフェスとい うことで,却下されたそうです。 ちょっと残念なことですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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