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カテゴリ:陸上競技
9月23日(火)の祝日に,ここ数回実施していた横浜を離れ,等々力競技場( 川崎 )でス ーパー陸上が開催されます。 今までは7万人,今度は日本選手権でも見ましたが,2万5千人と観客収容数ががくんと落ち てしまいます。 一見こじんまりした大会のようですが,満員になれば,大勢の観客の声援と拍手が見られそう です。 今回は,かつては走り幅跳びもされていたので,和製カール・ルイスとも呼ばれ,100mの 先駆者,4×100mリレーの日本チームのアンカーとして活躍された朝原宣治選手の現役最 後の100m競争となります。 左から,アンカー 朝原,2走 末續,3走 高平,1走 塚原の各選手 北京五輪で銅メダルだったメンバー,3レーンに塚原直貴,4レーンに末績慎吾,5レーンに 高平慎二の3選手も出場します。 朝原選手は6レーンの出場と1~4走がこの順で3レーンから並んでいます。 控えメンバーだった斉藤仁志が2レーンに入りました。 このレースに向けて,朝原選手はきちっとトレーニングしていく,他のランナーには負けない と強気に語っていました。 はたして,余分な力が入らず,ちょうど良い風に恵まれてシーズンベストが出せるでしょう か。 朝原選手は,「 9”台も条件さえよければ 」との快気炎振りでした。 16:45にスタートです。大阪ガスの新規の緑のユニフォームが軽快に,パワフルにゴール を駆け抜けるでしょうか。 彼の健脚振りを期待したいものです。 金メダルの授与式での室伏広治選手の喜びの姿 引退式といえば,2004年に試合が終了後,室伏広治選手の金メダル授与式がありました。 そのすぐ後にドイツの走り幅跳びのハイケ・ドレクスラー選手,ロシアの走り高跳びのババコ ア選手の引退式がありました。 両選手とも,国際試合があるとよく来日され,すっかりおなじみの選手になりました。 そして,何といっても2001年のマイケル・ジョンソン選手( 19”32の200mの前 世界記録保持者 )がスウェーデンリレーのアンカーとして快足振りを見せてくれました。 まことに鮮やかで,きれいなフォームが印象的でした。 その後に,オープンカーで場内をパレードし,最後の穏やかな姿を見せてくれました。 また,今回の試合は秋のシーズンに向けての良い刺激になる要素を多く含んでいます。 例年ですと,その年の世界で1番強い選手が招待されますが,今回はスケジュールやコンディ ションが良くないので,欠場された選手が数名います。 ほとんどの種目が日本選手と同じかわずかに上回るレベルの選手の参加で,上位の競り合いも 激しくなりそうです。 五輪に参加して,もう少しだった選手も今季のベストか,日本記録も狙える状態に戻ったと考 えたいものです。 期待の選手は,男子では100mの朝原選手以下の五輪参加選手で,10”1~2台ならいい かなと思います。 110mHの記録会 決勝で失格した李正俊選手が見事優勝 110mHは内藤選手は欠場も,李正俊,田野中輔,大橋祐二の3選手が熊谷の東日本実業団 での再試合の様相で,興味深いレースです。 400mHの成迫健児選手,ブラジルで出場した~準決勝まで行った杉町マハウ選手,銅メダ リストのP・ジャクソン選手にどのくらい迫れるでしょうか。 棒高跳びの澤野大地選手のカムバック,萩田大樹,笹瀬弘樹,鈴木康文のインカレトリオの挑 戦振りが見ものです。 はたして,5m60をIC陣が挑めるか。澤野選手が5m70~80までトライアルできるか も注目してみたいものです。 もう少しの調子 室伏広治選手 ハンマー投げでは,室伏選手が五輪で金メダルのプリモジ・コズムス選手や今季好調な外国人 選手との80m以上の豪快な投げ合いに期待します。 女子選手では,100mの福島千里選手,400mの丹野麻美選手に北京での不完全燃焼から 開放されて欲しいものです。 どちらも,調子さえ戻れば,外国勢の力を借りて日本記録更新も可能な気がします。 それにしても,リラックスしてスピードを出すのは~体験したことがないのですが~脚筋力と 腕振りに自信があればいけそうと予想しています。 走り幅跳びの,池田久美子選手も助走のスピードが戻ってきて欲しいのですが。 軽快でリズミカルな助走~やや低めに飛び出し~うまく着地を決めて欲しいものです。 今大会の400mHには為末大選手が出場していません。彼は前は大阪ガスの所属で,朝原選 手の後輩でした。 去就が注目されていますが,はたしてジャージ姿で競技場に出現してくれ,朝原選手にインタ ビューしてくれるのでしょうか。 16:30に女子の100m,16:45に男子の100mのレースがあり,16:50から の締めの祝典があります。 どんな趣向になるのかは当日のお楽しみですが。 元気な朝原選手の姿をしっかりと眼に焼き付けてこようかと思います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5レーンが優勝した第1人者 サーニャ・リチャーズ選手 9月18日(木)にインドのアジアオールスターズ( アジア各国の選抜選手のレース )で, 日本では,丹野麻美選手が参加し,53”00で優勝されたとのことです。 この記録が9.23,9.26~28のスーパー陸上,日本実業団へとどのようにつながって いくのかが気になります。 10月の国体での800mでしょうが,長距離練習はまだそんなにしていないような気がしま す。それでも多少の期待をしています。 その後の10~11月の実~学対抗,レディース陸上なども続きますが。 今季はもう12回の試合に出場されていますが,精神的,肉体的疲労が考えられます。 何でも味方にして,いつもの練習の後押しで,本来のスムーズな走りを見たいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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