半世紀前の学生時代には、歴史のゼミに入らずに、「たまたま本屋で学者先生が依頼していた「マホメット と シャルルマーニュ」なる英訳本(原書はフランス語)が飾り本棚にならんでいたのを面白く思って、買って下宿や図書館で読み始めた。
本屋の主人にはあとで睨まれたが、件の大先生は笑って許してくれたようだ。
外大出の有名な英語教師から、「英語の発音・イントネーションが悪い(小生は山の中の高校出)、翻訳に風情がなく、不正確」とレッテルを貼られた小生であり、この歴史本を読む素養は自分にも期待できなかったが、分厚い英和辞書、英英辞書などを参考に首っ引きで1年間追っかけ、案の定、消化不良に終わった。
その後に、「ヨーロッパ世界の誕生」という立派な翻訳本があるのを知り、楽しく読んだことだった。
いま、歴史についてWEBではいろいろな紹介や解説・解釈が自由に見られて面白い。
しかし、専門の歴史書自体が史実に基づいて正しいといえるか、征服者側にねじ曲げられているのか、怪しい部分もあるように、WEBの短い文章では「判断」もできない。
自分の知らない部分であるからなおそうである。
いろいろのWEB文を比較して、自分の「記憶も朧で、怪しい感性」に訴えるしかない。
市立図書館などに行って調べるのに、時間はいくらでもあるが、根気がなくなった。
ここに、記載するのはあくまでも自分が脳幹梗塞のリハビリのために挑戦していることであり、そのことをお詫びしてWEBの隙間で「自分への挑戦」をしばらく続けさせて欲しいと思う次第。
あまり考えたり、パソコンを長く眺めていると、呆け頭には良くないとは思いながらではあるが。