「サウジアラビア」の基本情報2015.1.24Rev.
世界原油輸出額で第一位の2053.9億ドル(第二位はロシア 2037.1億ドル、第三位UAE 775.1億ドル、第4位 イラン 719.6億ドル)を誇るサウジアラビア王国を概括する。 サウジアラビアの基本情報(2010年) JETRO、WIKIPEDIAなど資料 国名 サウジアラビア幸福度(エイドリアン・ホワイト氏)第31位通貨サウジアラビア・リヤル(SR)1$=3.75SR(2011年)国花バラ国旗イスラム教を表す緑の地に、「アッラーフ(アラー、神)の他に神はなし。ムハンマドはアッラーフの使徒である」というシャハーダ(信仰告白)をデザイン化した文字と、メッカおよびイブン=サウードの勝利を表している剣を白で描いたもの。シャハーダはイスラームにおける五行の一つであり、ムスリムとなるときに行う義務である。シャハーダの言葉は、イスラームの世界で神聖視されており、この国旗をTシャツやその他の物にプリントすることも禁じられている。 国の標語アッラーの他に神はなし、ムハンマドはアッラーの使徒なり面積:平方キロ 2,149,690平方キロメートル (日本の約5.7倍)人口: 2,714万人人口密度:/平方キロ 12.6人首都 リヤド (608万人、2008年)言語 アラビア語宗教 イスラム教政体 君主制元首アブドゥッラー・ビンアブドルアジーズ・アル=サウード国王(首相を兼任)逝去→サルマン・ビン・アブドルアジズ新国王(79歳)2015.1.24議会なし。国王への諮問評議会政権国王が閣僚会議を主宰、重要ポストは王族が占める。他方、石油、財政、経済開発等の実務はテクノクラートが運営。主要産業石油(原油生産量820万B/D(2009年、石油鉱物資源省))、LPG、石油化学世界最大級の石油埋蔵量、生産量及び輸出量を誇るエネルギー大国。輸出総額の約9割、財政収入の約8割を石油に依存。OPEC(石油輸出国機構)の指導国として国際原油市場に強い影響力を有する。GDP:億ドル 4,347億ドル一人当たりGDP:ドル 16,267ドル実質GDP成長率 3.8%物価上昇率 5.3%失業率 10.5%(2009年、SAMA)財政収支/GDP比 6.7%外貨準備高 4,447億ドル経常収支(国際収支) 668億ドル貿易収支(国際収支) 1,537億ドル貿易額:輸出 2,511億ドル同 :輸入 1,069億ドル貿易品目:輸出(サウジアラビア通貨庁)) 鉱物資源85.8%, 化学製品4.3%, プラスチック4.5%, 食品1.2%, 卑金属0.8%, 電機製品・機器0.4%同 :輸入 機械機器24.7%, 輸送用機器18.4%, 卑金属12.4%, 化学製品8.7%, 野菜6.2%, 加工食品4.9%貿易相手国:輸出(速報値) 日本14.4%, 米国13.2%、 中国11.9%, 韓国9.8%, インド7.6%同 :輸入(速報値) 米国13.2%, 中国11.7%, 独7.7%, 日本7.5%, 韓国4.4%対日輸出 362億ドル (日本通関358億ドル) 内訳 原油90.6%、 液化プロパン・ブタン・メタノール5.0%、 軽質油、同調整品3.8%、 [原油:4億900万バレル。 前年比▼3.8%(金額で前年比+24.3%)]対日輸入 80億ドル(日本通関65億ドル) 内訳 輸送機器48.5% [乗用車36.5%, 貨物自動車9.5%, 10人乗り以上の自動車2.5%] 卑金属・同製品6.0%、 電気機器・部品等5.5% タイヤ5.3%, 自動車部品3.4%,対日貿易上の特徴および問題点日本からの輸出の主力は自動車を中心とする機械類である。サウジアラビアからの輸入は鉱物性燃料が大半を占めており、サウジアラビアは我が国にとって最大(2009年シェア、32.5%)の原油供給国となっている。液化プロパン、メタノール、エチレングリコールは、サウジアラビアが最大の供給国である。直接投資受入額 281億ドル対外直接投資額 39億ドル日本企業の投資額 117万ドル日系進出企業52社2009年7月現在。(ジェトロ調べ)企業名:サウジ・メタノール(三菱ガス化学等)、イースタン・ペトロケミカル(三菱グループ等)、ナショナル・パイプ(住友グループ)、セレクト(三菱重工)、SAJAPHCO(三共、山之内製薬、丸紅等)など。対外負債額 809.5億ドル対外負債額/GDP比 18.6%