|
カテゴリ:アフリカ州
頭の良い、いや良すぎる友人の好きな「星の王子さま」を書いた、仏人・アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが飛行士として訪れた中継基地がある土地である。その小説には、彼が実際、サハラ砂漠に不時着し生還できた、貴重な生死の境の体験談が基にある。« Le plus important est invisible »「大切なものは、目に見えない」彼の風刺に満ちた小説では、星を領土の一つと数え続けるどこかの国の宰相が出てくるらしいが、領土拡張ばかり考えて、隣国との友好や、領土の有効利用を第一としない、有能な政治家が跋扈する今の世の中にも当てはまるかも知れない。第二次世界大戦の時だから、独、伊、日の三国が領土を数えていたのだから、その頃は、日本も彼にはそのような人に考えられていたに違いない。過去・現在の普通・悲惨な出来事を、未来の楽しい世界に繋げる努力・実践(考え方だけでも有効)、が大切であると、星の王子様は言っているように、この呆け頭には思えるのだが。つまり、「大切なものは、目に見えない」が、過去や、現実を素直に振り返れば、「大切なものがなんであったかが、目に見えてくる」のであって、いたずらに「先ばかり見たり」、「過去にばかり拘泥」していては、「未来の大切なもの=愛 を生かす術を失ってしまう」のではないか、と思う次第。感情論は無益であり、時間をかけて、頭の良い賢人会議でもって、理性的に未来志向で考えて貰うべきである。また、この国の首都ダカールは、かつて、パリ・ダカールラリー終点として、タフガイな「カー狂」には胸躍る場所だったが、砂漠地帯の治安悪化で「ルート」を、遥かなる南米大陸に持って行かれた。セネガルには、南米は三角貿易の一角だから仕方ないかも知れないが。独立以来、内戦・クーデターを経験していない国と言うが、ギニアビサウとの国境地帯・カザマンス地方では、分離独立運動(カザマンス民主勢力運動MFDC)が反政府武装闘争を頻発させており、日本政府は渡航延期勧告を継続中である。セネガル共和国略史<資料出所:外務省>
<資料出所:外務省、WIKIPEDIA,世界経済のネタ帳など>
(セネガル その2 に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 23, 2013 12:48:41 PM
コメント(0) | コメントを書く
[アフリカ州] カテゴリの最新記事
|