★
東電という、日本を代表してきた企業が起こした、
福島第一原発事故は放射能汚染水問題でさえ
何の解決もできていない。
絶え間なく流れ出している、地下水に混じり漏れた放射能汚染水の
回収に努めているが、場当たり的に製作した安物の保管タンクからは
放射能汚染水の漏れが治まらない。
元凶である、メルトダウンした燃料棒群は
現況(数量、位置、形状など)を把握さえできていない。
汚染水は漏れてはいるが、重い?ストロンチウム(対水の比重2.63)などは
幸い?防波堤の内部に留まっているようだ。(セシウムの対水比重は1.9)
★
「波消しブロック」の中にはいるが、波任せであるかも知れない。
バレーボールの「ブロック」に喩えると「ブロッカー」は1人でも2人でも
なく、「0人」のままであろう。
★
探査・作業用ロボットの開発は進んでいるようであるが
未だメルトダウンした燃料棒の近くまで接近できる状態ではない。
★
東電は日本を代表している「法人」であるから
その企業の不始末を日本の全法人が支えなくては
いけないのではないか。
★
個人が、消費税の増額、輸入物価(ガソリン、食糧など)などの上昇で、
苦しんでいるのに、なぜ、「法人」だけが抜け出すのだろうか。
★
「法人」が元気になれば、翻って個人も恩恵が受けられるという
「風吹けば桶屋が儲かるような話」には問題が多い。
★
キーは「所得分配率に企業がどれだけ貢献するのだろうか」、である。
企業利益は事業結果であり、まだ儲けが出ているのかも判らない。
GDPや物価に良い影響が出かかっていると言うが、企業側でも
仕入れ原価は上昇中、今後の消費増税によって消費者の購買意欲が
低下するかもしれない。
★
特に、不確実性が高まる中では、企業が将来を考えて、
賃金分配率を低く抑えて行くようだと、個人所得は減り、
消費支出は停滞しかねないのである。
★
近頃「雇用特区」で労働移動の自由化などを目論んでいるが、
考えすぎかも知れないが昔の「タコ部屋」でなければ良いがと
心配さえするほど「政策が迷走し始めている」ように感じる。
★
(話はずれるが、海外工場への移動が叫ばれる中で、トヨタが生産工程の
オール自動化を進めながらも、キーとなる部分を熟練労働者の技術を
継承する手動化に改め、さらなる高度な自動化への路を探ろうとしている。
熟練工員の技術を高めて行くことが、先進国・日本の生き残る方策で
あることを見いだしている。場当たり的な、「海外との同一賃金」に
怯えてばかりいないでトヨタのように本格的な取り組みに移行しよう。
・・・脱線した・・北海道JRのように)
★
企業だけを温存するようなやり方では、国民の政府への信頼を
根底から失うかも知れない。
★
つまり、東電が企業の代表と見られている状態では
手をこまねいては、「不味い」のではないだろうか。
★
国民は、日本を牽引する企業群が強くなって、
「パイ」である国民所得増加に貢献して貰いたい。
しかし、その代表企業が原発事故を起こして、
全国民が復興のために絆(=鎖)で結ばれて
増税で苦しんでいるのである。
★
企業群が1年も先に増税を逃れるようでは
全国民には理解されない。
★
もし、どうしても企業群に減税したいのであれば、
東電を一旦清算させて日本の企業群から排除する
しかないのではないかとおもう。
★
そのような荒療治を望まないなら、国民・企業がともに
しばし、増税で苦しもうではないか。
★
原発の見通しがつき、経済の立て直しに明かりが点くまでは。
★
ハマコー先生が慎重に舵取りを行っているのに、こう船頭が多くては
岩礁の多い海原で日本丸が座礁しないとも限らない。
★
前政権は、国民の意向を無視して、ドイツに見習ったことで
また、マニフェスト違反したことで国民の怒りを買ってしまった。
★
国民の負担を十分配慮した政策を望む。
何回も、政権が変わることは望まない。
★
ハマコー先生・船頭の指示をよく理解することが大事である。
★
インフレで年金が減るばかり、税金で取られるばかり、の
老齢年金受給者がたくさんいることを
忘れないで欲しい。
★