|
カテゴリ:栄養・健康
★ 老奥様達に混じり、小生は太極拳練習に参加しているが、 最近は偶に老人男性が2人と増えている。 健康体操のような24式太極拳であり、 武術のような組み手ではない。 前半の健康体操では、以前に述べたように 最後列の小生以外は、此方を向いた先生に同じく、鏡のように全員動く。 後半では、先生の右、左の言葉が入るから、 全員が太極拳の正しい動作に入る。 大勢が、心臓に近いところから準備運動を始めるわけである。 慣れたから、小生は気にしない・・・ 左右に鏡があるから、鏡を見れば小生はみんなと同じ動きであるから。 みんなは、小生が覚えが悪い老人と思えばいいのだ。
<太極拳:WIKIPEDIA> ★ 男性の一人は、足元が覚束ないような足取りである。 聞くと、脳梗塞の「気」があるという。 医者はリハビリに「歩きなさい」と言うらしい。 ★ 小生は脳幹梗塞で大病院で倒れたときには、 町医で救急車で行きますか、TAXIを呼びますかと聞かれて、 血圧が205ありながら、TAXIを選んだことをお話しした。 一秒を争う脳梗塞の場合は、救急搬送でなければ 大病院は緊急患者でないと判断して放置されることを 覚悟しなければならないから、危ない「死の選択」であった。 それ以来、 小生は、リハビリでは激しい運動は無理と言われている。 寒いとき、暑いときは運動は無理と言われている。 しかし、医師は、救急搬送でない重病人でも其れとは判らない。 医師は万能な医師、マジックハンドの医師ではないのである。 ★ 退院直後には赤ちゃんのように医師が押す手を返せなかったが、 トレーニングセンターでリハビリする内に、少しずつ力は回復してきた。 軽く片足に荷重をかけて引っ張る動作を続けることで、 少しずつバランスも保てるようになってきた。 お恥ずかしいが、片足立ちはまだまだ不安定である。 子供の頃によくやった「片足ケンケン」もできない。 昔、少しは弾けたギターも左右の連携が悪く、 トレモロなどは呂律が回らないようなバラバラである。 伴奏もリズムが取れず、バタバタである。 ★ 小生が「脳幹梗塞患者」だというと テニス仲間は「不自然さを感じない」と言ってくれる。 しかし、小生には、先にもあとにも「一歩が出ない」し、 意識しないと球の方向がトンでもない方角に いってしまうのだ。 改善されている筋肉・神経であるが、 新しい神経網らしく、筋肉・神経の連携は過去を引きずっていないのである。 脳幹梗塞で倒れる直前には、 地域振興テニスの球出しトレーナーとして、 責任を持って行うべく、「公認スポーツ指導者」の講義をうけていた。 一応、免状は貰ったが、自分の体が動かず、 他人の指導は無理となり、自分自身の指導に応用している。 ★ 先の老人も、小生が、前屈や、片足立ちが不自由なのを見て 「同じやな!」といって慰めてくれるのである。 彼は太極拳練習の前半部分(準備体操)だけでも出席している。 小生が、熱心にトレーニングの大事さを伝えると、 「新しい部位の筋肉を鍛えることで、新しい神経網の再生も同時に起こる」 ことが理解できたようである。 錦織、琴将菊もテニス、相撲の運動だけでなく、 トレーニングに同程度の時間を使っている。 (天才のイチロー選手が儀式のようにトレーニングしているのは有名。) テニス仲間はトレーニングに時間を使うのは勿体ないという。 しかし、それは本心ではない。 彼等は、トレーニング室には来ないのだが、 自宅で自主トレに励んでいるように感じる。 なぜなら、彼等は小生などよりは、上達のスピードが早い。 脳幹梗塞の小生こそハンディキャップを 人一倍、乗り越えなければならないのだから。 ★ 呆け頭でも、老人のアドバイスに少しでも役立ったような気がする。 老人が、1千万円以上のMATRIXのマルチファンクション器具(レンタルだが)などを使用し 新しい筋肉・神経網の連携を構築し、 ランニングマシーンで歩行練習するなどで不自由を克服して欲しいものである。 ★
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 27, 2016 07:52:05 PM
コメント(0) | コメントを書く
[栄養・健康] カテゴリの最新記事
|