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滝廉太郎(作曲)の
『花』という有名な歌があります。
作詞は日本女子大学教授の武島 羽衣です。
「春のうららの すみだがわ(隅田川)、
のぼりくだりの ふなびと(船人)が、
かひ(櫂)のしずくも
花と散る、ながめを何に たとうべき」
実は、この歌には本歌があります。
『源氏物語』「胡蝶」の巻にある
「春の日の うららにさして 行く舟は
棹のしづくも 花ぞちりける」という歌です。
現代人の感覚からすれば、
このような作詞は盗作と
思われるかもしれませんが、
和歌の世界では
有名な古歌を下敷きにすることは、
非難されることではありませんでした。
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<めいてい君の追加>
1.源氏物語
(WIKIPEDIAから)
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2.滝廉太郎&武島羽衣
(1)滝廉太郎(作曲)
(2)武島羽衣(作詞)
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3.京都・鴨川、東京・墨田川
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