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[1]ジャック・アタリ氏の「コロナと世界」観について
(閑話休題:Tsunami) 前略 新型コロナウィルスの感染拡大が人類にとって 歴史的な危機となりつつあるなか、 世界は今後どう変わっていくか、 人類はコロナとどう闘っていけばよいか、 仏経済学者「ジャック・アタリ氏」(1943年生~、) にインタビューした記事が、 4月9日の日経朝刊に掲載されましたので、 ご参考までに、ここもと添付送信します。 J.アタリ氏とのインタビューの概要、 次のとおり。 1.新型コロナは 経済 をどう変えるか: ① 世界危機によって、 命を守る分野 (健康・食品・衛生・物流…等々) の経済価値の高さが示された。 ② 経済価値の高い分野を犠牲にするような 企業には、救済策を講ずべきではない。 2.世界経済立直し に必要なことは: ① 新型コロナウィルスに対する ワクチンと治療薬の開発資金 3.新型コロナ の人類史的意味は: ① 15世紀ペストの発生を機に権力は 教会から治安当局へと移り、 治安当局が感染者を隔離する権力を持った。 ② その後の感染症流行では科学が問題を解決するように なり、権力は治安当局から医学へと移転した。 ③ 新型コロナの対策からは、テクノロジーが力を持つ ようになる。 ④ 今後の問題は、テクノロジーを 全体主義の道具とするか、 利他的に他者と共感する手段 (明日の民主主義)とするか、である。 4.中国の 経済活動の再開 をどう観るか: ① 中国は技術を持つ国としての 存在感は高まるが、 内政で大きな問題を抱える。 ② 米国内では分断が継続するであろう。 ③ 欧州は、中国によるアフリカなどへのコロナ対策 支援を黙認するであろう。 ④ 欧・米での上記「失敗」が起らなければ、 中国が世界の中心にのし上がることはなく、 世界は中国という国の「透明性の無さ」に 不信の目を向けるであろう。 5.コロナ は ポピュリズム の勢いを増すか: ① 当初、ドイツ・オランダ・チェコなどで国境封鎖と いった自国優先の動きがあったが、今は金融・産業で 欧州の結束が強まっており、悲観視していない。 6.日本の立ち居地は: ① 日本は、危機対応に必要な、 「国の結束力・知力・技術力・慎重さ」 を持っている。 ② 日本は島国であり、出入国を管理し易く、他国に比べ その対応が容易である。 ③ 危機が終ったとき、日本は国力を高めているであろう。 以上、閑話休題まで。 草々 ☆ <めいてい君の追加欄> 1.寄稿者のファイルは「PDF形式」 なので Tracker社のPDFXCViewerなどで 「JPG形式」に変換してあります。 2.*文字が見辛い方は、 (1).PCでは 「CTRL」+「+」を押して拡大 できます。 3回で十分です。 あとで、「CTRL」+「0(数字)」を 1回押して、元に戻してください。 (2).スマートフォンでは、 二本指で拡大できます。 (3).「HAZUKI ルーペ」なら問題なし。 ☆ 3.ジャック・アタリ Jacques Attali 氏 WIKIPEDIA ☆ [2]COVID Case Number https://www.worldometers.info/ coronavirus/ 日本時間 4月10日 9:19 1. ALL & By Country 2. By State of USA States ☆ 3. By Area ☆ 4.世界の地域別人口と患者・死者(試算) ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 10, 2020 04:50:54 PM
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