|
カテゴリ:気候変動など
★
国連総会で米中が「コロナ禍COVID-19」と 「温室効果ガスCO2」で真っ向から対立し、 互いに赤っ恥をかいている。 すでに、「COVID-19」については 書いたから、ここでは「CO2」について取り上げる。 ★ 「グローバルノート(GlobalNote)」で 世界の「CO2排出量」と「人口」を抽出する。 世界の「CO2排出量」2019年 ![]() GlobalNoteから次の数字を得る。 ![]() 世界のCO2排出量は341億69百万トンで、 中国がその約3割、米国が約15%で2国で世界の43%を 占め、3位のインドを含めて過半となる。 ただ、人口比では中国が 18.6%、米国が 4.3%、 インドが 17.7%であり、一人当たりCO2排出量では、 中国が 6.9t、米国が 15.1t、インドが 1.8tである。 CO2排出量排出の上位10ヶ国では、 一人当たりCO2排出量の高い順では、 サウジアラビア 16.9t、米国 15.1t、 韓国 12.5t、ロシア 10.5t、日本 8.9tと続く。 いずれにしても、世界のCO2排出量を減らすには、 排出量の多い中国、米国が最も重要である。 米国はオバマ政権時には熱心であったが、 地球温暖化を信じないトランプ大統領の出現で パリ協定から脱退してしまった。 (小生は、次の氷河期までに、人類が蒔いた種の 地球温暖化で地球の大気は乱れかねないと思う。) 中国は、先進国がCO2を排出しながら成長した点を 指摘して、2030年までは削減が無理だが、 60年までに実質ゼロへ順次、自然エネルギーや 核エネルギーに転換が進む計画を示している。 パリ協定自体が今世紀後半に 世界の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする 目標である。 ★ トランプ大統領は、米国第一を掲げ パリ協定から脱退し、 中国は先進国並みの成長を企図するのである。 いまや、国連は自国中心の集まりで、 他国を非難するだけの場に成り下がっている。 今回の国連会議場では 各国首脳が一方的なVIDEO演説で、 議論の応酬はなく~一見不気味な静けさである。 しかし、その裏は険悪そのもの・・・ 憎悪が世界を支配している。 困ったものである。 ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[気候変動など] カテゴリの最新記事
|