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カテゴリ:経済学研究
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Microsoft Being ★ SVBという銀行は技術の箱舟に入っている企業を いち早く見つけ世界に届ける能力~卵から孵化させ ヒヨコを育成する=スタートアップを発信し続けた が何故倒れたのだろう。 この米国カリフォルニアには、高い技術力を持ち ながら、上場企業のように世界に知られた企業として 発信できていない企業にその能力を身に付けさせる 「スタートアップ企業のカタパルト」として →SVBがあったはず。 技術に関しては保守的である日本では 新規の技術を世界に発信できた企業は~ 1,000社に3社(千に三つの世界)だとされている。 米国は自由の社会であり、優れたものをそのままに 受け入れる広い心と、それを支えるシステムが存在する ことを証明しているのが~このSVBの存在であろう。 この地域にはコンピューター関連の技術の集積が高く、 日本以上の新しい領域での企業の存立が保証されており、 SVBの可能性は高いと思われていた。 このような新規企業を多く抱えたSVB(将来において 新分野で多額の業績が期待できる孵化装置に居る企業群を 抱えた銀行)が倒れてしまったのは誠に勿体ないことである。 本来、銀行とは、このような新規企業を育成するのが役割 である。 信用創造の機能を果たらかせて、このように有能な企業を 優位に働かせて、育成することがこれら銀行の役割である。 それなのにこのように有能な銀行を倒産に追いやった のはスタートアップ銀行としての役割を見失ったのであろう。 経営陣は利上げに反応して、価格が落ち込んだ債権を大量に 購入しているが、価格面で、落ち込んだ債券を売却する時期を 見失っている。 FRBの動きを見て、利下げ(債券の上昇時期)を把握でき なかったのであろう。 FRBは余りに度々に利上げをし過ぎており、市場の 利下げのタイミングを失っているのが、根本原因では ないだろうか。 FRBはこれらの銀行は儲けることは稀であっても、 情報不足に陥り倒産することのないように 配慮・指導すべきであろう。 SVBの倒産は、このようなスタートアップ段階の 企業の脆弱さを支えて余りある経営上のタフさを 経営陣が培わねばならないこと、また、信用創造が 特に強固であらねばならない事(この段階の企業は体質が 弱いので特に注意すべきである)などからFRBやその他 監督金融業界はその資金繰りなどに目を光らせるべきである。 従って今回の倒産は、FRBを含めて政府の責任が大きいと 言わねばなるまい。 ★ ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 5, 2023 12:00:08 AM
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