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カテゴリ:アジア州
★ Ⅰ。中国経済 中国国家統計局の2023年Q2の実質GDP とその後の指標 1.実質GDPと指標 2.実質GDP発表後の諸指標の動き 「中国7月経済指標、予想下回る 景気一段と減速」 Reuters 2023/08/15 11:35 [北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日に発表した7月の一連の 経済指標は、さらなる景気減速を示す内容となった。 経済への圧力が強まっており、指標発表直前には 中国人民銀行(中央銀行)が景気を支えるため中期 貸出制度(MLF)金利を予想外に引き下げた。 だが成長を押し上げるには一段の支援措置が必要 との声がアナリストから聞かれた。 7月の鉱工業生産は前年比3.7%増加し、伸び 率は前月の4.4%を下回り、ロイターがまとめた アナリスト予想の4.4%にも届かなかった。 7月の小売売上高は前年比2.5%増で、前月の 3.1%増から鈍化した。 アナリスト予想は4.5%増だった。 1─7月の固定資産投資は前年同期比3.4%増 だった。 予想は3.8%増。1─6月は3.8%増だった。 中国では不動産部門の低迷が続いているほか、地方 政府の債務拡大、若者の高失業率、外需の鈍化が持続 的な景気回復を妨げる要因となっている。 キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ジュリ アン・エバンス・プリチャード氏は「7月は全ての 主要な経済活動指標がコンセンサス予想を下回った。 前月比では大半が停滞、もしくはほとんど拡大して いない」と指摘。 同氏は、碧桂園など不動産開発会社の財務問題が目先、 住宅市場の重しになる公算が大きく、政策支援を近く 強化しなければ景気後退に陥る可能性があると語った。 野村のアナリストも「中国経済は下降スパイラルに 陥っており、最悪の事態はまだこれからだろう。 今朝のMLF金利引き下げは限定的な効果にとどまる」 と悲観的な見方を示した。 ジョーンズ・ラング・ラサールのチーフエコノミスト、 ブルース・パン氏は「今日の統計では、中国経済が逆風 を受けて進むのがいかに難しいかが明らかになった。 ほぼあらゆる次元で課題を抱えており、効果的な政策 は少ない」と述べた。 エコノミストの多くは中国経済の下振れリスクを指摘 しているがリセッション(景気後退)は予想していない。 全国の調査ベースの失業率は5.3%。6月は5.2% だった。 国家統計局の報道官は15日、8月から若者の失業率 データの発表を停止すると表明。 雇用統計をさらに改善ると述べた。 7月の不動産投資は17カ月連続で減少し、販売も 25カ月連続の前年割れとなった。 人民銀行は15日、一連の指標発表の直前、1年物の MLF金利を市場の予想に反して引き下げた。引き下げ は過去3カ月で2度目となる。 市場筋によると、MLF金利の引き下げ後、主要国有 銀行は急激な人民元安に歯止めをかけるため、 ドル売り/人民元買いを行ったもよう。 中国の国債利回りは3年ぶりの水準に低下したが、 主要株価指数は小幅安にとどまっている。追加景気対策 への期待が浮上している可能性がある。 華宝信託のエコノミスト、ニー・ウェン氏は、 特別国債が緊急に導入されると予想し、預金準備率が 近く引き下げられる可能性は比較的大きいと述べた。 新型コロナウイルス対策終了による恩恵を受けた外食 産業は7月の売上高の伸びが前月から減速した。 1─7月の民間部門の投資は0.5%減と、1─6月の 0.2%減からマイナス幅が拡大した。 INGのアジア太平洋地域調査責任者、ロバート・カー ネル氏は、借り入れで景気を刺激し不動産セクターが けん引する経済から、消費者主導の経済への痛みを伴う 移行期にあると分析した。 「当面は弱いマクロデータが続くだろう」とし「これは 調整に必要で、借り入れによって支えられたこれまでの 不動産主導モデルを復活させるよりはるかに望ましい」 との見方を示した。 中国の成長に対する期待値を下げる必要があるとも 述べた。 <規模以上工業出荷額増加率> 中国国家統計局 翻訳:「めいてい君のブログ」 2022/06/08利用 <鋼材:セメント> <非鉄金属:石油化学> <電力:石油精製> <社会消費品販売額> 日経中文網2023/08/15 Ⅱ。ロシア経済 エカテリンブルグ(ロシア第4の都市)~ モスクワからは直線距離にして約1,400kmの所に位置 ロマノフ朝最後の皇帝、ニコライ2世一家とその従者達が殺害 された 1.ロシアの直近の経済 JETROビジネス短信 ロシア連邦国家統計局は8月11日、 ロシアの2023年第2四半期(4~6月)の実質GDP 成長率を4.9%(前年同期比、速報値)と発表した。 経済発展省は第2四半期の実質GDP成長率推計値を 4.6%としていたが、それを0.3ポイント上回る結果 となった(2023年8月9日記事参照)。 鉱工業生産、農業、建設業、小売りは堅調に推移 した。 他方で、輸送は不振によりマイナス成長となった。 産業別統計をみると、落ち込みが大きかった小売 商品売上高が前年同期比9.0%増となった。 2023年4~6月各月の消費者物価指数の上昇率は 前年同月比で2.31%、2.51%、3.25%となった。 2023年第2四半期の実質可処分所得は前年同期比 5.3%増だった。 2023年通年の実質GDP成長率の予測について、
経済発展省は1.2%(4月時点)、中央銀行は1.5~ 2.5%(7月時点)とし、IMFは1.5%(7月時点)、 世界銀行はマイナス0.2%(6月時点)と想定して いる。(小野塚信)(ロシア) 2.ロシアの政策金利 讀賣新聞オンライン2023/08/16 朝刊VIEWER 8面国際 ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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