らくのむ工房

前回までのあらすじ。
不純な動機から誕生したネクロマンサー・マンドリンであったが、いざ修行をしようと試みるも、全く修行準備ができていないことに気がついた。しぶしぶ助太刀することになったGiruによってネクロスペルブック完成の旅が始まった。


調査によると、どうやらネクロ魔法はレベル３まであり、１７種類の魔法によって構成されるらしい。普通の魔法の６４種類に比べればたいしたことはないのだ。結構軽い気分で狩りに出かけた！

まず訪れたのはヒスロス島。



ここは、悪魔教のメッカ、デーモンテンプルもある島なのだが、小悪魔インプとか、火を吹く野良犬とかが幅を利かせているダンジョンもあることで有名である。今回は、インプを狩って、レベル１のネクロスクロールをゲットするのが目的だ。

閣下とよく戯れていたGiruにとって悪魔族はカモである。怖いという先入観がないだけで、落ち着いて狩りができるのだ。次々とインプを狩っていく。小悪魔というだけあって強さも小物級だ。

そして、当然持ち物も小物級。
ほとんど、スクロールを持っていない・・・。


「貧乏人が！」

悪態をつくGiru。レベル１のスクロールくらいサクっと手に入れないことには、この先が思いやられるのである。しかし、狩っても狩っても目的のブツはでない。いまだに平成不況のあおりをかぶったままのようなインプの財布の中身なのである。


すっかり飽きて１号店に帰るGiru。もう１度、効果的な方法はないかと作戦を練り直すためだ。

パラリをよく読んでみると、書写スキルでもネクロスクロールを作成できるらしい。

「あ、そういえば、書写ＧＭだったじゃん！」

ようやく自分の秘めたるスキルを思い出すGiru。ツールを使ってみると、そこにはネクロスクロールの文字がヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ。無駄なことをせずに、はじめから作ればよかったよねー！！
ルンルン気分で作成を試みる。秘薬やブランクスクロール、もちろんマナも十分である。



ところが、作れるスクロールもあるものの、作れないスクロールも数多く存在する。何度試しても駄目である。kesに愚痴をこぼしながら何度もチャレンジするのだが、全く駄目。だいたい、必要な材料が足りないってどういうことだよ！全部あるのに！（´Д｀;）



仕方がないので、もう１度パラリを参照する。
別の方法を探そうとする・・・と、



って、おーい！
これから作るのに、持ってるわけないじゃん（´Д｀;）

そんな打ちひしがれるGiruに、思いがけず救いの手が差し伸べられた。
kes曰く「禅都の砂漠で虫駆除すれば、手に入りますね」

・・・

・・・

・・・

ナイス！kes！

禅都砂漠のムカデみたいな虫は、結構たくさん沸いているので効率も良い。これでレベル１ネクロスクロールはコンプリートしたも同然ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
早速禅都に向かうGiruであった。


果たして、そう易々とネクロスペルブックを完成させることができるのか？
謎が謎を呼び、次回につづく。