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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:ホラー映画
『怨廻』なんて、清水崇監督の『呪怨(2002)』と『輪廻(2005)』を安直に合体したタイトルではないか。『呪廻』じゃあまり恐さを感じないし。 だから、なんか中味が想像されるようで、これまで見なかった。 けど、やっぱり見てみるもんだねぇ、というのが正直なところ。 ある日、杉並で毒ガステロが起きる。ひきこもりのアキコは、ひきこもり・ニートのサイトで知り合った杉並在住のドラが苦境に陥っていることを知る。 情報網がすべて遮断された杉並から、WEBカメラと後にマイクを通した通信だけが可能になる。そういう閉鎖された状況で、ドラはパニックになる。心配したアキコはさかんに呼びかける。杉並では水道水に毒物が混入され、それを飲んだものは妄想に襲われるのだった。 しかし、タイトルにふさわしいような心霊現象の気配はない。 じつにお金をかけない映像で、アキコの部屋とドラの部屋しか映らない。だから最初は「つかまされた!」と思った。途中で見るのをやめようかとしたが、ドラがどうなってしまうのか、徐々に引き込まれていった。 アキコがドラを親身に気にかけるのは、同じ境遇だから。そして、彼らはネットで外の世界とつながっている。 WEBカメラを通して見るドラの姿にときどき人影のようなものがよぎる。おお、ようやく心霊現象っぽくなってきたぞ。 そして、ついにアキコは友達と一緒にドラの部屋に向かう。 ドアをノックするアキコ達。部屋の中で狼狽するドラ。 そしてアキコが部屋に入ると・・・・‥。 この後、僕は、「え!?」「え!?」と2回素直に驚愕した。ラスト近くでこういう展開に進むとは思わなかった。ゾッとした。 でも、人によってはしょーもないと言うかもしれない。 「怨」も「廻」も、あまり関係ないことは確かだ。だから映画バージョンは「出れない(2008)」だそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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