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テーマ:DVD映画鑑賞(14212)
カテゴリ:ホラー映画
【楽天ブックスならいつでも送料無料】ウルフ・コップ [ レオ・ファファード ] 世界三大モンスターといえば、ドラキュラ、狼男、フランケンシュタインの怪物である。 その狼男が、警官となった。 映画の中では、警官が、邪教集団によって狼男にさせられてしまった。 それがウルフ・コップだ。 だからといって、ウルフ・コップは邪教集団の手先ではない。 姿形は狼男だが、警官の心は失っていない。 だから、ウルフ・コップは、パワーを得たあと、強盗やカツアゲなどの犯罪現場にかけつけ、悪人ばらをやっつける。 まるでスーパーマンかスパイダーマンのようだ。 そして、邪教集団に闘いを挑む。 そう、もとは人々を恐怖に陥れる三大モンスターの狼男なのだが、この映画ではりっぱなスーパーヒーローになったのだ。 スーパーヒーローは、変身前と変身後の二面性が楽しみの一つだ。 仮面ライダー=本郷猛は、変身前から知能指数600、スポーツ万能。そういう優れた資質から、仮面ライダーに選ばれたわけだ。こちらは正義のエリートのさらなるパワーアップ型といえるだろう。たくましいことこの上ない。 一方、『快傑ゾロ(1940)』や『アラン・ドロンのゾロ(1975)』のドミノマスクのヒーロー、ゾロは、素顔では気弱な貴族を演じている。しかし、ゾロに変身したら勇猛果敢な剣豪だ。 その二面性が、見るものをしてエモーションを刺激する。弱々しい姿から、一変し本当の強さを見せたときには、たっぷりカタルシスを味わわせてくれる。 で、ウルフ・コップはどうかというと、これが狼男になる前は、アル中のだらしないダメダメ警官だったのだ。けれども、胸の奥には正義の心を秘めていた。 それが、狼男になることによって、圧倒的なエネルギーを爆発させて法の番人として使命を果たす。 モンスターのパワーを得て、スーパーヒーローとなったのだ。 けど、変身シーンは、光に包まれて登場するというようなことはない。 警官=人間の皮膚を破って狼男が出現する。 かなりグロい。もともとはモンスターだからね。 これもまた二面性。 つまり、モンスターとスーパーヒーローは紙一重。 モンスターはスーパーヒーローになりえるし、スーパーヒーローもある意味ではモンスターである。 ウルフ・コップだから、狼男なんだけど、バンバンと銃をぶっ放すよ。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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