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December 3, 2017
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カテゴリ:特撮映画

オクトパス【動画配信】

この映画、じつにハラハラ、ドキドキだったよぉ。
1962年、キューバ危機に直面して、ソ連の原潜が放射性物質を運んでいる。
この原潜の艦内がアップ画面多用なのだ。
まず、この場面でハラハラドキドキ。
どういうことかというと、原潜内部のセットをきちんと組んでないので、背景をなるべく見せたくない。そのために、アップを多用しているのではないか、との疑惑がわいてきたわけだ。
予算、手間暇を出来うる限りかけないイージーな映画ではないか、と心配になったのだ。
何せタイトルからして「オクトパス」だからね。
日本語だったら、「蛸」でしょ。
シンプルすぎる。
モンスター映画のタイトルとしては、もうちょっと陰影があってもいいと思うが。
こうしたB級モンスター映画では、モンスターさえろくに出てこないというものもある。
じつにあたりはずれが激しい、という以上に、期待はずれが多い、という状況をこれまで幾度も経験してきている。
そんなんだから、心配要素が目につき、警戒心が急上昇する。
ともあれ、ソ連の原潜がアメリカの原潜から魚雷攻撃を受け、沈没する。
そして、放射性物質が海底に流れ出してしまう。
時は経ち、現代。ブルガリア。
テロリストが建物内に爆弾を仕込んだバッグを置いていく。
それを子供が見つけて抱え上げる。
ああ、ハラハラドキドキ。
そして、爆発!
ヒッチコックの『サボタージュ(1936)』では、少年がそれとは知らずに時限爆弾を運ばされる。
それを見て観客はハラハラ、ドキドキするのだが、ついに少年は爆発に巻き込まれてしまう。
この展開は映画のタブーを犯したもので、公開後ヒッチコック監督も慚愧の念に堪えなかったそうだ。
なのに、ここで同じ過ちを繰り返してしまうのか。
ヒッチコック大先生が残した教訓をなんと心得るか!
この憎っくき爆弾魔テロリストをば、速攻で2人組のCIAのエージェントが追う。
しかし、そのうちの一人は、退職を目前にしたメタボおやじ。腹回りがビヤ樽だ。
この人がテロリストを追いかけるが、息が切れて苦しそう。
追撃中に、演技じゃなくて心臓麻痺を起こすんじゃなかと、ハラハラドキドキ。
結局撃たれて死んでしまう。
残った若いエージェントが激闘の末、テロリストを捕まえる。
そして、若いエージェントは、なんと、アメリカ海軍の原子力潜水艦でテロリストを護送する。
そんな政治的目的で破壊活動を行うテロリストに、原潜の内部を見せちゃっていいのか?
そもそも原潜が、犯人?容疑者?の護送なんかするんかい。
でもって、潜航中に原潜は謎の物体に襲われ海底に座礁する。
この状態で、どうやって乗組員他は救助されるか?
ハラハラ、ドキドキ。
そうしたら、謎の物体(オクトパス以外の何物でもない!)が原潜を破壊する。
太長い吸盤がついた触手が艦内に侵入してくる。
ソ連原潜の放射物質により突然変異をとげたタコが、何世代かを経て巨大化し、その巨体を維持するためにタンパク質を求めて荒れ狂うんだとかの説明あり。
主要メンバー数名を残して(含むエージェント、テロリスト)、乗組員は犠牲となる。
「潜航艇で脱出しよう!」
その手があったか。
確かに原潜の後部甲板に小型潜航艇が装備されている。
昔、小沢さとる作の『サブマリン707』というマンガがあった。
707には、ジュニア1号、2号という単座の小型潜航艇が後甲板に搭載されていた。それを思い出したぞ。
そして、この時点で、小型潜航艇の定員内きっちりの人数が残っているのも、天の定めか。
その一方で、テロリストの仲間たちが、豪華客船に乗り込んで、捕まったテロリストの救出に向かう。
そう、快速艇とかクルーザーでもなければ漁船でもない。悪人たちがよりによって豪華客船を乗っ取って仲間を救いにいく。
騒ぎが大きくなるだけだと思うが、それもこれも大ダコに襲われるスペクタクル場面を派手にするためだ。
漁船が大ダコに襲われてもね、映えないやね。
そして、当方のハラハラ、ドキドキは、もしかして、触手だけが画面に登場して終わるのではないかという心配で頂点に達する。
どれほどタコが、そして豪華客船までもがCG以外の何物でもないというチープな映像であってもいい。
タコのモンスターをどこまで、どんなふうに見せてくれるのかが肝要なのである。
豪華客船のキャビンを、船内を、タコの触手が這い回る。
欧米人はタコのことをDvil Fishと呼んで忌み嫌うそうだから、もともとモンスター的なイメージがあるのかもしれない。
しかしなぁ、日本人である当方などにしてみれば、大きいだけのタコは、モンスターとしての魅力があまりない。
などと画面を見ながらも思考をとばせていたら、脱出した潜航艇が浮上した。
そこには豪華客船が。
潜航艇を追って、ついにタコが全貌を現した。
豪華客船を抱きかかえるようにしてからみつくタコ。
おお、触手だけの出し惜しみ、手抜きのタコではなかったぞ。
そして、大ダコの出現に女テロリストがマシンガンをぶっぱなす。
しかし、大ダコは弾丸連射などものともせず、触手が円を描いて生えているその真ん中にある口からトゲトゲの歯がむきだしの巨大な嘴を出してきた。
日本のマンガのタコみたいなひょっとこ口ではない。
嘴を開くと、なんとその中からもうなる鞭のような触手が伸びてきて、女テロリストをからめとると、自らの口に運んでしまった。
触手が口の中から出てくるなんて、ただでかいだけのタコじゃなかった!
とりあえず、モンスター化したタコだ。
そこが着地点かぁぁ。

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Last updated  December 3, 2017 06:26:54 PM
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Re:『オクトパス(2000)』〜(12/03)   ピーターラビラビ さん
タコといえば、扱いにくくて吸盤があってきもちわるい生き物と想像される。そういった生物だからこその起用なのだろう。巨大化してしまったのもこの映画の中で人間が過去に残したものが原因なのに、あわれなタコ。最後はどうなってしまうのだろうか。 (December 3, 2017 09:53:09 PM)


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