テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:アメリカの生活・慣習*日本のソレ
今朝起きたら同僚からメールが入っていました。 4月3日にFileされた私のH1-Bビザ(就労ビザ)の承認が下りたとのこと。 やった~~~~!! アメリカに戻れるとか何とか以前に、これで漸く確固たる先の予定が立ちそうで、その事が何よりも嬉しくて堪らない私です。 よっぽどビザの関係に詳しい方でなければ、こんなことを耳にしても、「何のこと?」と思われるかと思いますが…。 恐らくご推察頂ける通り、ビザは「査証」のことで、外国での入国資格を認定するものです。 恐らくどこの国でもそうなのでしょうが、アメリカに関して私が知る限りは、そのビザにも色々な種類があります。H1-Bというのは就労ビザのひとつで、同時多発テロ以降、移民関係のプロセスが軒並み厳しくなり、学生ビザと同様、H1-Bは非常に発給され難くなりました。更には、H1-Bには一年間の発給数に制限があるのですが、数年前にその年間枠が大幅に縮小されて以来、いよいよ厳しさが増し、その影響は他種のビザにも及んでいます。 私が以前アメリカで働いていた際に保有していたのがこのH1-Bで、その当時のものは既に2003年10月に期限が切れてしまっています。H1-Bの基本有効期限は3年で、一度の延長が認められ、もう3年を追加申請することが出来るので、1回のH1-Bでは最大限6年働くことが出来ます。期限切れ後も働き続ける為には、他のビザに切り替えるか(それが可能なら)、永住権を取るかであり、私の場合はビザの切れる前にたまたま永住権の取得をオファーしてくれた企業に巡り合ったのは幸運だったものの、その後のことが上手く運ばず、プロセスが滞るうちにビザが切れ、帰国を余儀なくされてしまった次第です。 別の手段としては、アメリカ国外に1年間出ている前提で、又新たなH1-Bの申請をすることが可能であり、実は、昨年もそういう約束だったのですが、悲しいかな、それは裏切られてしまいました。 約束してあった日に申請がなされず、漸く申請書が移民局に受領された日は、あろうことかその年間枠がいっぱいになってしまった日であり、その日に受領された申請書はコンピューターによる抽選で審査されるか否かが決まるということで、私の申請書はまんまとその抽選に漏れてしまったというわけです。 いくらアメリカと言えど、なんでそんなE加減な対応をされてしまったかというと、これまたどうやら運の悪い背景があったようです。 というのは、同じ会社の別の支社で同じポジションでH1-Bの申請をした人が却下を食らってしまい、それで怖気づいてしまった弁護士が、「今は昔と違って、たとえ申請してもH1-Bなんかとれない!」と言い出し、でもこちらとしては約束は約束だと何とか申請してくれるように迫ったものの及び腰で、最終的にしぶしぶ重い腰を上げて申請をしてくれた結果、そういう目に遭ってしまったという訳です。 で、一年を棒に振り。。。。 この程、漸く申請・承認された次第ですが、就労開始が可能になるのは、今年の10月1日なので、あと5ヶ月ほど日本に待機しなければなりません。申請中のグリーンカード(永住権)の面接が回ってくればそれより前に渡米できる可能性も生まれますが、現在の状況では先ず9割がたそれはあり得ない状況と言えます。 以前だったら、「そんなに待つの??」と目を剥いたことでしょうが、今となっては、たとえそれだけ待っても戻れる日が決まったということだけで十分シアワセと感じてしまう私。。。今となっては、アメリカにずっと住みたいとか、ゼッタイ戻りたいとか、固執する気持ちは全く無く、私の目標は、兎に角、このプロセスの停滞の為に不慮に負ってしまった負債やら苦しい状況を立て直し、マトモな一社会人に戻ること!なのです。 アメリカのステイタス問題に関しては、一連のH1-Bのことは氷山の一角で、本当にもぅ、一冊の本が書けそうなくらいのネタが盛り沢山です。。。 という訳で・・・ 10月までの5ヶ月間、時間を無駄にせず、有効に使いたいものです。 ああ、キミ達をまたアメリカまで連れて行かなくっちゃ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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