カテゴリ:観戦記(ファジアーノ)
【J1昇格プレーオフ 決勝】
◇日時 2024年12月7日(土)13:07 ◇場所 シティライトスタジアム ◇観衆 14,673人 ◇天候 晴 12.5℃ 37% 1-0 ファジアーノ岡山 2 0 ベガルタ仙台 1-0 ◇得点 【岡山】末吉(20分)、本山(61分) 【山形】 ◆公式記録◆ ファジアーノの晴れ舞台。晴れの国にふさわしい青空。
こういうガチガチの試合では、一番頼りになると思っていた藤田選手の欠場に、一抹の不安を覚える。 ただそれを除けば、この試合に最適解が見つかった感じだ。誰が決めるかは、”結果”に過ぎないだろう。 このメンバーで戦うのは今日が最後。何としても笑顔で終わりたい。 注目の大一番、NHK-BSでも生中継される。 こちらは、仙台側のゴールをとらようすとする報道陣。カメラの数が半端じゃない。 瞬間的には上位チームのアドバンテージの中でのキックオフ。 押しつぶされそうな緊張の中、何が起きても耐えられる自信は無い。 0-0のドローで昇格なんて、寿命の縮まるような展開は勘弁してほしい。 これまでなら仙台サポの歌声が大きく響くCスタだが、バックスタンドの両サイドから届くサポーターの声援は、岡山側が圧倒していた。 立ち上がりから流れは悪くない。一美選手が最前線で躍動している。この流れの中で先制点がほしい。 木村選手がもぎ取ったボールを末吉選手のシュートがゴールマウスに吸い込まれる。 思いもよらぬ形で、思いもよらぬ選手が決めた。末吉選手ごめんなさい。 もし、このゴールが決まっていなかったら、どうなっていたんだろうか。
動画で見直すと、選手達の笑顔がたまらない。心からの笑顔ってこんなんだったんだとしみじみ思う。 大きな大きな先制点。緊張感に包まれていたスタンドのボルテージが一気にアップ。
流れは悪くない。うっすらとJ1が見えてきたが、好事魔多し。次の1点が仙台に入ると一気に勢いづく。泣いても笑っても残り45分すれば結果は出る。 後半、仙台はオナイウ選手を投入し、攻撃にスピードが出てきて、流れが変わってきた。 オナイウ選手のカウンターで田上選手が追い越されたところで、やられたと思ったが、ブローダーセン選手が懸命に伸ばした左手で弾いてくれた。ここも、この試合のターニングポイントだった。 60分、最前線で攻守にわたって存在感を示していた一美選手に代えてルカオ選手投入。 リーグ戦同様に、仙台のDFラインがルカオ選手を止められない。何か対策を取ってくるかと思っていたが。
ルカオ選手がすぐに結果を出してくれた。まさに重戦車、相手をなぎ倒していく。 本山選手のシュートはリフレクションもあって、ゴールマウスに吸い込まれていった。 J1を大きくたぐり寄せる追加点。仙台に大きなダメージを与えることとなる。 これでJ1を逃がすと悲劇としか言えないだろう。 まだ、アディショナルタイムを含めて30分以上ある。 歓喜の瞬間を迎えるため、スタンドの声援、手拍子はますます大きくなってきた。 65分、ここで頼りがいのある神谷選手、竹内選手を投入できる層の厚さ。 仙台のシュートはリフレクションで、バーに当たる。ツキは岡山にあった。 ルカオ選手のポスト2本もあったが。 90分経過。アディショナルタイムは4分。 ここで勝利を確信した。 盤石の選手交代。シーズン中には見たことのない柳貴博、柳育崇選手の両柳投入。
J1昇格決定の瞬間、かつての山形サポのおじさんのように涙が止まらなくなるようなことはなかった。一方で、爆発するような喜びもなかった。この試合にかける想いが足らなかったんだろうか。 これまでのことが、頭の中で走馬灯のごとく回ることもなかった。 うれしさより安堵。あの長居での悔しい思いを再び味わなくてよかったという想い。
スコア的には2-0のクリーンシートでの”寄り切り”での勝利。他サポにとっては、劇的なドラマは起こらなかっただろうけど、とにかく結果。 チケット完売にもかかわらず、入場者数は、14,673人。 ホームゲームでは、歴代9位。今季のリーグ戦での仙台戦の15,269人を600人ほど下回る。 混乱を避けるために発券枚数を抑えたのもあるだろうけど、関係者席をたくさん設けたのかもしれない。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年01月18日 15時07分09秒
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