去年まで、中国語のレッスンでお世話になっていた中国人のA先生が、
今年から、仕事で日本に住み始め、今週末、東京に遊びに来ていたので、会いました。
彼女は、日本の会社で通訳の仕事をゲットしており、
日本語は当たり前にうまく、
英語も中国で受けるテストの一番上の級を持っているのに加え、韓国語も流暢。
それも、大学時代に、日本語専攻だったものの、
それだけだと、競争社会に生き残れないからと、合間の時間に独学で英語と韓国語を勉強。
なんでも、1日4時間!は、自習の時間にあてたそうで、
何したの?と聞くと、
最初は、問題集を解き、文法を練習し、あとは、CDの会話文を聞きながら音読をしたとのこと。
時には、自分の音読している声を録音し、
手本のCDとどこが違うか聞き比べて、発音をチェックしたり、(← これスゴイ!)
韓国語は、韓国人の留学生のグループが学内にいたので、積極的に入っていったらしいが、
英語と日本語は大学の授業以外では、
ネイティブと話すチャンスはあまりなかったので、本当にひたすら音読をしてたそうです。
印象に残ったのは、
「言語のコツ? そんなのないですよ。
ひたすら、反復練習のみ!
他にはない。」
と言ってたこと。
私も同意見ですが、
A先生が言うと、なかなか説得力ありますね。
プラス、彼女の場合、
「いい仕事をどうしてもゲットしたかったし、
私は他に何も持ってなかったので、必死でやりました。」
というハングリーさもあり、
海外にも住んでみたかったそうで、今回、夢が叶ったらしく、よかったね!
だけれども、実際、初の海外に住み始め、
ちょっと戸惑ったこともあったらしく、こんなことも言ってました。
「日本の会社に勤めたことがなかったので、最初はわからないことが多かったです。
というのも、日本の会社は、どこからどこまでが自分の仕事かが明確に決まってないですね。
中国の企業や欧米の会社だと(彼女は中国でも外資の会社で働いてた)、
自分の仕事はこれだけ!と範囲が決まっていたので、かなりクリアでした。
日本の会社で、日本語では困ったことがなかったのですが、
慣習や文化に戸惑いました。
今でも、ちょっと自分が変なことをしているんじゃないかな?とは思います。」
とのこと。
そうそう、そこなんだよね!
やっぱり、言語って、言語と文化(慣習)ってセットっていうか、
言語だけ独立させて取り出すことはできないもんね。
などなどいろいろ話を聞けて面白かったです。
実は、私も武術の夜練が終わってからしか時間がなくて、
会えたのが夜10時で、正味1時間ぐらいしかなかったんだけど、
彼女に会えて、また言語のモチベーションをもらいました。
プラス、ネットの画面でしか会えておらず、
それも中国と日本という離れた場所にいた2人が、
会えるという面白い縁。
しかも生身で会うのは初めて!
ということで、
「(お互いに)背が高いんだね~。」
と言い合ったという...意外な感想。
(パソコン画面じゃわからないもんですナ、当たり前だけど。)
そこに一番驚いたのですが、
A先生も、
「この驚きは、以前、中国のすごいイケメンと言われる俳優を見たことがあるのですが、
すっごく小さくてびっくりした時の驚きと同じです。」
なんて言うので、笑ったー。
どんな例えやねん!