ＦＯＲ　ＢＥＴＴＥＲ　ＶＩＳＩＯＮ

先週から、姉歯設計事務所による設計偽造問題が、かなり報道されています。
この設計事務所によって、鉄筋量が基準よりかなり少なく、耐震性に問題のあるマンションやホテルなどが、全国に１００以上設計されたそうです。

姉歯事務所は、鉄筋量を減らせと圧力を掛けられた、というようなことを証言しているようです。
世は、マンション建築ブーム、でも、デフレ真っ只中。
デベロッパーとしては、より安く、より沢山建設したいところでしょうから、「基準値より減らせ」とは、直接言わないにしろ、それに近い圧力を掛けていたとしていても、まんざらありえない話では無いように思います。

今日のサンデープロジェクトでも、建築主であるヒューザー、およびその関連会社と思われる社長たちが出ていて、自らの正当性を熱心に訴えていましたが、何かというと感情的にわめき立てる行為がやたらと目立ち、どうにも信用できる主張とは思えませんでした。
建設業は、ああいうタイプが多いのでしょうか？　ひょっとすると、声がでかい方が断然有利なヤクザな世界なのかも、と思わずにはいられません。

そう思うと、設計偽造をしていた事務所は、姉歯事務所だけとは到底思えません。
最近見たニュースでは、自分のマンションについての安全性の問い合わせが殺到しているのだとか。マンション住まいの方は、他人事ではないでしょうから、大変でしょうね。（ちなみに私は、しがない軽量鉄骨のアパート暮らしです・・・）

田舎であるこの辺りでも、最近はマンション建設ブームで、やたらとボコボコ建ってます。
しかも、首都圏のように、４，５０００万円なんてものではなく、４ＬＤＫで２０００万以下から買えてしまう様です。
たしかに、土地は安いので販売価格も安くなるのは分かりますが、それにしても安いなぁ、と思います。
間近に沢山新築マンションがあるものだから、鉄筋ケチったりしていないよね？　なんて他人事ながら心配してしまいます・・・