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カテゴリ:時事ネタ
米国でのニュースですが、特許侵害訴訟から身を守るために、大手のハイテク企業が、「アライド・セキュリティー・トラスト」なる対向団体を結束している、とのこと。
参加企業は、グーグルや、HP,シスコシステムなどの米国を代表する大手企業。 具体的な活動は、権利行使されそうな特許を先回りして買い集め、いわゆるパテントトロール的な企業に特許を回さない様にすることらしい、です。 確かに米国では特許を使った金儲け訴訟が盛んですからねぇ。 モノづくりはせず、どこかから特許を買ってきて大手にぶつけるのを生業としているのが、ワンサカ居そうです。 他にも、モノは作ってても、本業がしょぼいので特許で何とかしようとする企業もおりますが。 うちの会社も年間それなり数の特許売込みがあるようですし、訴訟にもそれなりに巻き込まれてます。 知財業界に居て言うのもなんなんですが、正直、特許で金儲けしようと言うのは、非常に邪道なことだと感じてます。 特に、電気機械の分野の特許侵害の申し立ては、その内容が殆ど言い掛かりに近いものもありますし。 健全な特許の運営なんて、製薬とかの分野以外は無いんじゃないかとも思います。 でも、まあ制度としてあるんだから、仕方ないんですがね。 今回のニュースの団体もプロパテント政策の成れの果て、って感じがしますが、果たしてどれほど効果が上がるんでしょうか。 施策としては面白そうですが、実効面ではどうなることやら、って感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.01 00:41:59
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