カテゴリ:美味しいお店、酒、料理レシピ
ここ数日朝から蒸し暑く外に出るとげんなりしてしまうのだが、
今日の夕方は比較的湿度が低く外に出ると涼しさを感じた。 だから、という訳でもないが、散歩がてらに百菜百味で食事を取ることにした。 デックス台場小香港7Fにあるこの店は、わざわざお台場まで食べに行く価値のある店、である。 お台場にはこのような店が徐々に少なくなってきて嘆かわしいのだが、 ここの中華(四川)は本格的ながら価格もリーズナブルだと思う。 この店では、良くマスコミにも紹介される陳麻婆豆腐を食べることが出来る。 他の料理も楽しめるので、一人でなければ百菜百味に行くようにしている。 だいたい頼むものが決っている。 ピータン、回鍋肉、陳麻婆豆腐、今の季節なら冷やし中華、杏仁豆腐。 これらはどれも秀逸で、他店では決してこの満足度を得ることは出来ない。 ピータンに添えられた細かく刻んだ青唐辛子が激辛だがめちゃ旨い。ビールが進む。 回鍋肉は子供でも食べられるピリ辛。ネギの他に葉にんにくが入っているのだがこれが旨い。 味付けが素晴らしいことは当然である。 陳麻婆豆腐も、これまた麻婆豆腐の認識をがらりと変えるすごい一品だ。 これまで食べていた麻婆豆腐はもはや麻婆豆腐ではない。この麻婆豆腐こそが麻婆豆腐を名乗るにふさわしい。 これは激辛。体中の毛穴から汗が噴き出る。頭皮も例外ではない。私は決して激辛マニアではなく、 どちらかというと、辛さで舌がしびれて味が分からなくなるのがイヤな方であった。 しかし、この辛さと旨さのコラボレーション、もう高次元の料理というしかない食べ物に魅了された。 死ぬ前に絶対一度は食べるべきである。 杏仁豆腐は、これまたこれまでの杏仁豆腐の認識をがらりと変える衝撃の一品である。 舌に滑らか、とろける食感。味わいも本物のアーモンドの粉を使用しただけのことはある、 香りを伴う何とも言えぬ感じ。酒を飲んだときは特にデザートなど決して食べぬ私にも食べたいとも思わせる力がある。 他に、この店で秀逸なメニューとしては、豚足がある。 臭みが全くなく、とろけるゼラチン質。メニューでは醤油煮とスープの二品があるが、 豚足の旨さ自体を味わうには、スープがお勧め。ショウガ味のシンプルながらも奥深い洗練された味わい。 やみつきになる。つわりで食欲がないときでもこれだけは食べられた。 さらにお焦げも旨い。アツアツのあんかけがジュージュー音を立てているのはもちろんだが、 具の魚介類、野菜類のハーモニーもまた絶賛されるべきものである。 また、この店の従業員の気配りには頭が下がる。快適に食事をしてもらおうという気概が感じられる。 子連れ家族に対する対応も臨機応変で素晴らしい。 この店は無くならないで欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 25, 2004 09:13:22 PM
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