テーマ:ニュース(99696)
カテゴリ:その他(車・ゲーム・書評等)
何かがおかしい。今までいろんなニュースが流れても、自分に深刻な問題として感じるものがあっただろうか?
今回のこのニュースは、今というより厳密に言えば将来に対する不安感を増長させるものだ。これまで不景気だろうがなんだろうか、スーパーに食品が溢れていた。デフレになれば価格も下がって良い事もあった。ところが、景気がよくて物が売れて、とは別の要因の品不足から価格が上がり、商品棚に商品がない。今スーパーに行くと、バターの棚と、スパゲティの棚の一部が空になっていた。ちょっとゾッとした。簡単にこういう事って起きるんだな、と。この状態を見越して、事前に一部の業者が買い占めているんじゃないか?という可能性もあるが、現時点ではあまりその話はあまり出ていない。トイレットペーパーと異なり、賞味期限のあるものを買い占めても限度があるだろう。 一応、バター不足に関しては、生乳生産調整で減産が続いていたのと、昨夏の猛暑による生産量激減によるもの、そして近年乳製品は輸入増加していたのに、EU諸国が輸出奨励を止めた事の影響と説明されている。 一方の小麦は、原油高からバイオエタノール原料としてのトウモロコシの価格高騰、その余波で価格が上昇している。バイオエタノールは現時点では止めた方がよい。エネルギー収支の観点から見ると、非常にばかばかしいからだ。簡単に言うと、最終的にできるバイオエタノールを作るために、その生産・精製工程で費やされるエネルギー量は、原油換算すると、できたバイオエタノールを原油量に換算した量を上回るとも言われている。これは例えば畑を耕す際のトラクターが使う燃料等も入っている。 原油の消費量の急増、食糧不足は、直近では新興国の経済成長と説明付けられるが長い目で見れば結局人口増加によるエネルギー・食糧不足だ。私はあやふやな地球温暖化による問題を問題にする前に、こちらの方が確実に明確な問題化が起こると思っていたが、今回のような予兆は起こるにしてももっと10年、20年、30年先の事かと思っていた。地球温暖化対策がさらに本当の危機を早めているのではないか。自分の予想よりも急ピッチで危機が訪れるかもしれないという、不安感が自分の中で大きくなって、薄ら寒い気持ち悪さを感じている。 -------------------------------- ガソリンに関しては、3/31に足りなくなったのでガソリンを麻布十番で初めて入れたらハイオクとは言え、¥185/Lで、超ビックリ。あり得るんだ、こんな数字。今では、¥135/Lで入れているが、麻布十番のスタンドでは今でももっと高いんだろうな。この日は初めて駐禁(放置自動車)取られるし、かなり踏んだり蹴ったりだった。 バターはここ1年よく使っていて、何となくカルピスバターを使っており、これは成城石井で買っていたため、ジャスコのバター売り場を見た事が無く今回の事件も気がつくのが遅かった。しかし最近ジャスコでもカルピスバターをバター不足から置き始めていて、購入している人を見かけたが私自身は発見する事ができず、唯一みかけたバター製品「レーズンバター」を買ってしまった。酒のつまみになるし。高級バターはまだ置いてあるという話もあるが、いつ正常化するのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 20, 2008 10:22:15 AM
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