キリクと魔女(西欧のアニメ映画)
深夜に泣いてしまいました(笑)すっかり目が醒めちゃって。今夜パート2があるんですよね!録画vvv♪Kirikou n'est pas grand, mais il est vaillant, Kirikou est petit, mais c'est mon amiかな?テーマソングのフランス語が辛うじて聞き取れる範囲だったので耳にこびりついてしまってよけい眠れないー!(笑)アニメですもんね、子供でもわかる歌詞だと思うし。訳はキリクは大きくない、けど勇敢だ。キリクは小さい、けど友達だ。な具合。アフリカの黒人しか出てこないアニメって初めてかも。黒い肌と黒い瞳、白い歯と白い白目が印象的。でも見慣れない作画の中でもとても美しいキャラがいることがよくわかる。主人公キリクは生まれたての赤ん坊です。お母さんのお腹の中からお母さんに「僕を生んで」と話しかけ、「そういう子供は自分で生まれないといけない」と云われると自力で生まれてしまう。……超能力者?!お母さん、陣痛なかったみたいなんですが。自分をを洗ってといえば、自分で生まれた子供は自分で洗いなさい、と云われ、そばにあったおけの水で産湯!「お父さんは?」「魔女と戦いに行って、むさぼり喰われてしまった」「お父さんの兄弟は?」「(以下同文)」「お母さんの兄弟は?」「(以下同文)、一番下の弟が魔女と戦いに行くところだ」「じゃ叔父さんを助けてくるねv」のような会話で、ダッシュしたキリクはまんまと叔父さんに追いつき同行。魔女と出会う。魔女カラバのデザインもものすごいですねー!髪は逆立ち、重量級の宝飾品でジャラジャラ。でもプロポーションいいな(笑)そして顔はこわいけどたぶん美人。なんだかんだで攻防を繰り返すカラバとキリク。キリクの才知と機転にいつも一杯食わされておかんむりのカラバの地団太の踏み方がかわいいんですよ(笑)ネタバレダメなかたは回避してください。カラバには秘密が。それを教えたのはキリクの祖父、白い服と白髪と白髭の山の賢者。村人が信じているように、村の泉を涸らしたのはカラバではなく巨大なケモノだったし、戦いを挑んで帰らない男たちはカラバに食われたのではなかった。「カラバはどうして意地悪なの?」生まれた日からずっと繰り返した疑問に賢者は答えていわく。「自分が苦痛だから他人にも苦痛を与えたいのだ。苦痛の源は男たちから背骨に撃ち込まれた毒のトゲで、それが魔力の源でもある」決して家から出ずに誰にも背中を見せないカラバをまんまと誘い出したキリクは、樹上から背中に飛び降りてその大きなトゲを歯で抜いた!悶絶するカラバ。その苦痛が去ったあとには、おだやかで美しいカラバが立ち上がり、森を枯らす瘴気を振り撒くかわりに花々を咲かせる命のエネルギーが溢れ出てきた。キリクにありがとうと云うカラバ。この感謝をどう現せばよいのだろう?キリクはすかさず「結婚して!」云うと思ったんだけどやっぱり笑いました!!……だって新生児の体型なんだもん。「小さい子はおとなの女とは結婚しないのだよ」「かわいい女の子を好きになる」などなどやんわり追い払おうとしているカラバに、「小娘なんか好きにならないよ!」(笑)もしもーし^^;「私は誰とも結婚しない。男の召使いになる気はない」「召使いになんかしないよ!」「結婚前はみんなそう云う」粘るキリクはカラバにマウストゥマウスの接吻をおねだり。それくらいならいいよ、と地面数10センチの高さにあるキリクの唇にカラバははいつくばってチュッ。すると見る間にキリクは美青年に成長!!(お約束だ~)オトナになっちゃいましたよ。で、めでたく結婚、もう離さないっ、とカラバを連れて村に戻れば、今度は魔女に恨み骨髄の村の女たちにカラバは殺されそうになり、あわやのところで隠遁していた賢者登場。いなくなっていた男たちも無事帰還。男たちは食われたのではなくカラバの奴隷の機械の「小鬼」に変えられていたのだった。抱き合う夫婦、親子、兄弟。キリクのお父さんがまたキリクそっくりなんだわー。でもあのお母さんの聡明さは、もしかしたら賢者の血筋だったり?キリクの短剣は賢者がキリクの父に与えたものだけど、親子だとは云ってないんですよね。クレジット観るまでカラバが誰だかわからなかった。浅野温子ーッ!!……どーりで聞き覚えある声だった(笑).