ブレインジムブレインジムって?アメリカのポール・デニンソンが1980年代初めにキネシオロジーの諸技法を使って、子供たちの学習障害(学習ブロック)を解決するプログラムを創始しました。彼は最初は小学校の先生をしていましたが、マラバー読書プログラムを学んでから、読書クリニックを開き、その後、日本でもドーマン法で有名なドーマン、デラカートから運動による脳のトレーニングを学び、クロスクロール等の方法をとりいれました。 また、ルイス・ジャックらから視力訓練を学び、ジョン・シーからタッチフォーヘルスを学び、これまで学んだことを総合して学習障害のための教育キネシオロジーを体系化しました。現在は、単に子供たちの学習障害だけでなく、子供たちの能力、創造性の開発、さらに大人たちの能力、創造性の開発(経営、販売、ゴルフなど)にも応用しています。 ブレインジムはあらゆる領域における学習能力を向上させる26種類のエクササイズ(または身体の動き)からなるプログラムです。 このプログラムを使うことにより集中力、記憶力、構成力、言語能力、数に関する能力および読む、書く、話すといったものから、運動あるいはそれ以外の多岐わたる能力を短期間で劇的に高めることが可能です。 ブレインジムはエクササイズを通して、自然な形で脳の神経経路を発達させます。 エクササイズを通して学習能力を高める教育キネシオロジーは、ポール・デニソン博士とゲール夫人により、教育・脳の機能、・心理学・応用キネシオロジーを含む各領域での夫妻の膨大な研究資料を基に開発されました。デニソン夫妻の学習プロセスに関する考えが現在Edu-K(エデュケー:教育キネシオロジー)として知られる独自の技法の発展におきな影響を与えています。 Edu-Kやブレインジムはエクササイズを通じて心と体を統合するツールです。 博士は身体の発育、言語の習得、および学力の向上は相互依存関係にあるという独自の理論に基づき、早くから簡単で効果的なエクササイズを考案してきました。 現在でも、これらのエクササイズは、博士と夫人により開発が進められており、学校や企業、運動選手のトレーニングプログラムなどで利用されています。 夫妻の研究は、教育科学界に多大な貢献をしたのみならず、教育キネシオロジーは世界中の学習者の人生を変えるのに役立ちました。 ブレインジムは、ナショナル・ラーニング・ファンデーションと呼ばれる公の学習財団に承認され、何千もの国公立・私立学校で教えられています。その効果は研究文献として出版されているうえ、多くの企業や機関、あるいは運動競技の訓練プログラムとしても採用されています。 1990年以来毎年、ブレインジムは現代における最も優れた教育技法のひとつとして、ナショナル・ラーニング・ファンデーションで採用されています。 ブレインジムに関してwww.braingym.comのホームページにアクセスされると、関連の書籍や情報を得ることができます。 過剰なストレスが起こすプロセス 1,ストレスがあると学習ができない。学習障害となる。脳の主な活動が大脳皮 質でなくて脳幹(生存活動)に移る。記憶、学習能力の低下につながる。 2,感覚が警戒モードとなり(敵の認知のため、敏感、拡散する)集中できない 3,筋肉活動が亢進し(攻撃、逃走の準備)落ち着かなくなる 4,左脳、右脳の統合が崩れる。学習は左脳と右脳の統合によってなされる。 ↓ 左脳は体の右側を、右脳は体の左側を支配している ↓ 左脳と右脳の統合はストレス等によって崩れる。する と優位の脳だけが機能するようになる。同じように、目、 耳、手、足にも優位の側がある。 また、優位の脳しか作用しなくなると、その反対側の器官しか機能しなくなる。それが優位の器官であればよいが、そうでないと機能低下(70%ほど、鈍感、不器用になる)する。 このような状態を神経を調整する運動、ブレインジムを行うことにより、ストレスを軽減し、左脳と右脳の統合をはかる。 現在におけるストレスと考えられるもの(ほとんどのこどもはなんだかのストレスにさらされた結果、学習障害を起こしている可能性がある) 融通の利かない教育システム 子供の発達に向かないカリキュラム テストを行う 教室で黙って話を聞いてノートをする 各自の学習スタイルを無視、 競争 競争的な学習環境(勝者、敗者の選別) 不適切な期待 社会的な追従への圧力 テレビ、コンピューターゲームの影響(読書不足による想像力の低下) 暴力場面によるストレス、 相互のコミュニケーションの低下 目や耳のロック 食物、薬による影響 水を飲む料が足りない(脱水) 家庭環境の悪化 感覚刺激の欠如 運動の欠如 ふれあいの欠如 相互の創造的な遊びとコミュニケーションの欠如 電磁場に過度にさらされる ブレインジムの様々な可能性 ブレインジムは、幼少期の自然なからだの動きをヒントに作られ、大脳生理学と東洋医学のつぼ、気の流れを利用したエクササイズで、26の簡単なエクササイズの組み合わせにより、年齢に関係なく誰もが脳と身体の神経系統を活性化することができ、脳本来がもつ才能を開花させることができます。ブレインジムの科学的な裏付けについては、神経生物学博士カーラハンナフォード著「スマートムーブ」(ブレインジムエクササイズの脳への影響を解明した文献)をご覧下さい。 また書籍についてはwww.braingym.com のHPにアクセスして下さい。 会社員の方が、朝礼などで体操の代わりにブレインジムをすることで、両脳が活性化して、企画、新アイデアがどんどんひらめくようになり、だらだらと長く続く会議も短時間でまとまります。(通常の仕事の能率もあがるでしょう) 学校に通うこどもたちは、朝読書の前に簡単なブレインジムの組合せで、すっきりとした状態で、読書や授業に臨むことができるでしょう。 主婦の方々には、1日の適度なブレインジムで、頭の切り替えや人間関係をスムーズにこなすことができるようになるでしょう。 実際に、F1レーサー、オリンピック選手のスポーツトレーナー、プロスポーツ選手にもブレインジムをやっている人がたくさんいるそうです。 からだの一部分が、なんだかの状態で動かなくなっている場合にでも、意識を使ってブレインジムをすることでアプローチができます。 心に悩みを抱えている方は、ブレインジムで両脳を統合することで、その悩みに両脳で対処することが可能になります。 |