東京都の子育て支援。
2023年12月6日(水)朝のニュースが、すごいことを報じていました。東京都の小池百合子知事は5日、私立を含む全ての高校の授業料を2024年度から実質無償化する方針を示した。現行の都民対象の授業料助成に設けている所得制限(世帯年収910万円未満)を撤廃する。公立高校の授業料免除は過去に報じられていましたから、これで実質高校生の授業料はどの高校に行っても無料ということになります。これは通信制にも適用されるんですって。家庭の経済状態により進学をあきらめる、あるいは志望の高校をあきらめる、ということがなくなりますね。子どもたちや子育て世代に、すごく響くニュースです。わが夫、家庭の事情で全日制から夜間高校へ。朝は新聞配達、それから会社で17時まで勤務、夜間高校に行って終わってからはバスボーイのアルバイト。昔はバスも現金支払い、夜は男性がバスガールならぬバスボーイをしていました。眠る暇もないほど働いて学んで、自分の学費だけではなく家族の生活費まで稼いでいたんです。それでも夜間高校の友人たちと、たっぷり遊んだと言っていました。今でも仲良しでお付き合いを続けています。でも、授業料が全額免除なら、夫も全日制の高校を続けられたでしょうね。も一つ、それに関連して流れたニュース。東京都の子供・子育て支援「018サポート」東京都のホームページから。都内在住の0歳から18歳までの子供を対象に、月額5,000円(年間最大60,000円)を支給します令和6年は一括支給となりますが、その申請期限がこの12月15日までとのことで、まだ申請していない方は期限内に申請するようにとの報道でした。ん???我が家の娘たちは申請したのだろうか???そこでLINEで、助成金の申し込みを済ませたかどうかを確認。2人から、「済ませたよ!!」て返ってきましたのでひと安心。長女は3人、次女は2人の子持ち。これは子供たちの教育に、大変助けになります。学習塾・スポーツ教室などなど、子どもたちの希望をかなえやすくなりますよね。この子育て支援施策を可能にするのは、東京都の懐の豊かさ。東京都の年間予算額は、約7兆円(2020年度)。内5兆4446億円が税収で断トツの1位。2位は大阪府で、1兆3413億円。すごい差です。税収での一般会計が、7兆円。さらに特別会計+公営企業会計分を合わせると、なんと年間15兆円!!!これは、ノルウェーやスウェーデン・デンマーク等々の国々の国家予算に匹敵するんですって!!!!国債という言葉は良き聞きますね。都にも都債というものがあるのだそうです。これは東京都の借金部分。それが都債残高は8年連続で減少し、2020年度予算では4兆7875億円と前年度より835億円も減少。都債を減少させながらの子育て支援。すごいなあ!!!!地方自治体が予算確保に四苦八苦しているのに、申し訳ない気持ちになってしまいます。きっと、子連れで東京都に転入する人、増えるんだろうなあ。