革シートの黒ずみ
ある中古車屋さんからの依頼であったお話です。もうお客様に売れたマジェスタの本皮シートなのですが、運転席の汚れ(黒ずみ)が気になるので、座面のシートを塗装するのと、シートのパイプ部分が折れていたので、そこの補修の依頼でした。ちなみに、依頼のときのシートはこんな感じです。確かに、全体的に黒ずんでいたんですよ。しかも、真ん中の辺りに色落ちしたようなシミもありました。お客様に聞いた所、たぶん自分達で掃除しようとして、色落ちしたのではないかということでした。とりあえず、クリーニングをした後の様子をみて塗装の事は相談という形での作業開始になりました。クリーニングを始めると、どんどん汚れが落ちていきます。しかし、汚れの落ち方を見ているとなんだかちょっと様子がおかしいのです。よーく注意してみると、なんだか小さいごみのようなものが出てくるのです。しかも、綺麗になった際をみると、剥がれがあるんですよ。ということでよーく観察した結果は、なんとどなたかが修理したという事が判明しました!結局、前に補修した方の色が結構黒目だった為に、黒ずんで見えていたということでした・・・。クリーニングをした結果、作業内容は前回の人が補修した色落ちと、パイプの補修ということで決定しました!まずは、接着剤を使ってパイプの部分を補修です。補修部分が小さかったのですが、思った以上に順調にいって完成!後はシートの傷んでいる部分を少しだけ削って準備作業は終了です。その後、調色して塗装です。私が塗るのは、黒くならないように気をつけて調色します。で下の写真が完成品です!お客さんもこれで十分ということで、作業終了です!ちなみに、このブログを書いていてパイプ部分の修復が写真に写っていないことが判明・・・。相変わらず、おっちょこちょいな私でした(笑)でも、写真に写すと黒ずみも、色落ちに見えた部分も、修理後の色も判りづらいですね~。写真を撮る腕前の問題ですかね(泣)