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ロシア生活2004-2012

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koshka0467

koshka0467

2011/04/04
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テーマ:海外生活(7789)
ペテルブルクでは、昨年よりもさらに
自動車が増えていました。
でも、路上駐車スペースが整備されたりして、
いくぶん秩序だった印象です。

ステイ先で夜、ニュースを見ていると
シベリアのどこかの町の小学校で
男の子が表彰されて、
ご褒美にサッカーボールをもらっています。
この子どんな偉いことしたの?と思って聞いていると、
場面は団地の中庭に移り
彼があれこれ説明しはじめました。
どうやら、そこで年金生活のおばあさんが
車に轢き逃げされたのを見て
少年は遠く離れた棟の自宅に駆け戻り、
親に伝えて然るべき助けを呼んだらしい。
それで運転していた20代の女の子が御用となり、
警察は表彰状を、一命をとりとめたおばあさんは
サッカーボールをくれたのでした。

VTRにはおばあさんも出てきて、

「この子のおかげでほんとうに助かったわ。
どうもありがとう。
なんてよい子かしら」

と、少年の頭を撫でるのですが、
続けて言うには

「私が轢かれたのを見ても
大人は誰も助けてくれなかった。
この子だけが助けを呼んでくれた」


うーん、ずいぶん人情の薄い話だなぁ…
もともとここでは、困っている人がいても
知り合いじゃなければ見て見ぬふり、
という雰囲気を感じるのですが、
自動車にまつわる新しいカルチャーにおいても
それは変わることがないんですね。

もっともロシアの人は、
知り合いのことは実に温かく遇します。
ほんとうは親切心があるんだけれども、
特にセーフティネットのないこの国では
誰にでも優しくしていると
食われてしまうようなところがあって、
皆、油断せずに、面倒に巻き込まれないように
暮らさざるをえないのかなぁ、
それで「ロシア人=狡猾」といったイメージがつくのかなぁ…

ぼんやり考えているとあっという間に、
テレビは次のニュースへと移っていました。





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Last updated  2011/04/05 12:50:11 PM
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