高速ツアーバス値上げか?
国土交通省の有識者会議は、ツアーバスの事業者には、より安全管理が求められる路線バス事業者への移行を規制緩和で促すと同時に、運賃制度に下限を設けることを提案しました。 毎日、決まった時間にほぼ定額で運行してるので、路線バスと変わりがありません。高速ツアーバスは、旅行会社が区間や日程などを決め運行を貸切バス会社に委託して、乗客を募集する形で運行されています。2000年に規制が緩和され免許制から許可制となって新規参入が相次いだようです。ツアーバスは路線バスとしての規制を受けないため料金や路線の設定が自由にできます。そのため、同じく区間を走る高速路線バスよりも格安運賃が設定されることがあります。停留所の設置はせず、きっぷの発券もしません。旅行会社の値下げ圧力を背景とした運転手の超過勤務、営業区域外での運送などの法令違反が多発しているようです。安全運行はあたりまえことですので、これは確実に実行してほしいと思います。下限運賃を設けることも安全運行の維持や路線バスとの競争激化防止のためにもいいことだと考えます。 (参考資料)朝日新聞社「asahi.com」