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テーマ:特撮について喋ろう♪(4510)
カテゴリ:特撮・感想
第42話「おれの胸で眠れ!」
あらすじ…… バイロックではトランザがジェットイカロスに対抗するためにロボットを作っていた。 G2と名付けられたそれは、トランザの試験を受けた後すぐに不調になってしまう。 それを見ていたラディゲたちは皮肉を言うが、かえってトランザにジェットマンたちに傷一つつけられない無能者といわれてしまう。 そしてG2はグリナム兵の訓練用に下げ渡されてしまう。 一方、香は凱と食事をしていた。しかしテーブルマナーをいろいろと注意された凱は、「おれを飼い慣らそうとするな」と腹を立てて席を立つ。そのあとを追う香。 外に出たところにグレイが攻撃をかけてくる。二人はその攻撃から逃げるが、グレイのレーダーに探知される。 しかもマリアが加勢する。 逃げる凱と香を追いかけるグレイとマリア。 グレイは途中で助けを求めるG2に遭遇する。G2はグリナム兵のもとを逃げ出してきたのだ。壊れかけたG2を見捨てていこうとしたのだが、彼は気を変えて、G2の装置の一部をと取り替えてから、再び凱たちを追跡する。 凱たちはマリアとグレイの攻撃に窮地に陥る。だがそこに竜たちが駆けつける。ジェットマンに変身する彼ら。凱がグレイの攻撃をソードで跳ね返し、そのレーザーはマリアを直撃する。崖下に飛ばされるマリア。グレイは怪我をしたマリアを抱き上げ、雨を避けようと洞窟に避難する。 マリアは「また貸しができた」といい、何で返せばいいと問う。グレイはまた音楽を聴かせてくれればいいと答える。その言葉にマリアは草笛を吹く。 その様子をG2は外から見ている。G2はグレイに何度も連れていってとせがんだが、グレイは「同じロボットとしていちどはたすけた。ただそれだけだ」といい、G2を無視していた。 不意にマリアの草笛が途切れる。マリアは怪我とあるにあたったことで、熱を出し、ひどく寒がっていた。グレイは思わず抱き寄せるのだが、ロボットの体では彼女をあたためることができず、マリアに拒絶されてしまう。 そこに竜がやってきて、マリアの様子に気づく。グレイは竜に「マリアの体が治るまでおまえに預ける。そして必ず取り戻す」といって洞窟を出ていく。 竜はマリアのために火をおこし、様子を見守る。そして目が覚めたらリエに戻っていることを願うのだった。しばらくして、彼は薪を集めに外に出て行く。だがそこにG2が現れ、グレイの元にマリアを連れていこうとする。 戻ってきた竜は洞窟がもぬけの殻になっていることを知り、慌てて探しに行く。 G2がマリアを背負って、グレイのもとに向かおうとしていたとき、崖の上から岩が崩れてきて、G2に襲いかかる。G2は崖下に飛ばされ、マリアはその場に投げ出される。だがその衝撃で意識を取り戻すマリア。そこに姿を現すグレイ。そして竜もやってくる。マリアは竜に攻撃をかけ、竜は苦戦する。だがそこに凱たちが現れ、形勢が逆転する。ジェットマンに変身した竜たちと戦うグレイ。竜はマリアと対峙している間に、凱たちがとどめを刺そうとする。しかしそこにG2が傷ついた体で、凱たちにレーザーを浴びせる。そのせいで彼らの必殺技はグレイを傷つけはしたものの、とどめを刺すことはかなわなかった。 マリアは傷ついた体で歩いていくグレイに手を貸そうとするが、グレイは戦士であることを理由にその手を拒否する。しかしその傷は思いの外ひどく、マリアは彼に手を貸して去っていく。その彼の耳にG2が吹く草笛の音が届くが、彼は立ち止まったものの気のせいかといって再び歩き出す。 一方最後の攻撃の反動で岩の間に体を挟まれてしまったG2はゆっくりと機能を停止し、爆発する。 感想…… なんか今までにない感じの回だった。 メインはG2と行っても言いと思う。無邪気な感じのロボットで、これまで見てきたパターンからすると、ボウケンジャーのアクタガミのように、戦隊の法に恩を感じて味方になってくれるか、もしくは誰かをかばって、命を落とすかだと思っていたのだけど、こんな終わり方をするとは思わなかった。 結局、G2はグレイのために力は使ったけど、グレイはそのことにまったく気づいていなくて、G2はただ一人で死んでいく。 本当に悲しい話だった。 その突き放した感じが、普通とはちょっと違うものをこの回に与えている。 またグレイのマリアを思う気持ちとロボットゆえの悲しみもしっかりと描かれていた。 改めて、感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.29 22:25:32
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