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テーマ:特撮について喋ろう♪(4510)
カテゴリ:特撮・感想
第49話「マリア……その愛と死」
あらすじ…… ラディゲの細胞の一部がとりついた竜は、基地でラゲムの強さについて話している仲間たちに、無表情でジェットイカロスの修理をするようにいう。 しかし香と一緒に修理をしている最中、竜は突然血を求めて香に襲いかかる。 竜は小田切長官や凱たちによって取り押さえられ、独房に収容される。 小田切長官は、彼の首についている細胞が血を求めさせていることに気づく。 血を求めて苦しむ竜を見て、この禁断症状を乗り越えることができれば元に戻ることができるかもしれないと告げる。 凱は何もできない自分にいらだちを感じる。そしてこれ以上犠牲者を出さないためにもマリアを倒しにいくことを決意する。香を残して、アコと雷太と共にマリアのもとに向かっている途中で、グレイに会う。 グレイは凱たちに、マリアを傷つけないで欲しいと告げる。彼女は元々人間だから人間に戻る可能性があるのだと。 凱は彼の言葉に、マリアへの想いを感じ取り、頷く。 一方基地ではあまりにも苦しむ竜の姿に、香が中に入って、禁断症状を乗り越えるように励ます。血を求めていた竜はわずかに正気に戻り、リエとの記憶を思い出す。そしてついに竜は禁断症状を乗り越える。彼の首に張り付いていたラディゲの細胞はその途端、竜から離れ、香を狙う。しかし小田切長官によって打ち落とされ、消滅する。 凱たちはマリアと遭遇し、戦いとなる。そこに禁断症状を乗り越えた竜と香が現れる。 マリアの攻撃を受ける竜。彼はマリアを抱きしめると、必死に呼びかける。リエの記憶を取り戻すマリア。すると魔獣になりかけていた体が元に戻り、ラディゲの細胞は竜めがけて飛んでいくが、竜に剣で切られてしまう。 完全にリエに戻ったマリアの前に、ラディゲが現れる。 リエは竜と共に生きることを拒否し、自分はバイラムの幹部であると告げ、ラディゲの横に並び立つ。勝ち誇るラディゲ。だが次の瞬間、リエは竜の剣を手にして、ラディゲの背中を貫いていた。 突然のことに呆然とするラディゲだったが、振り返ると彼女を斬りつけていた。そしてラディゲはマリアは自分のものだといって、去っていく。 残されたリエのもとに駆け寄ろうとする竜だが、「自分は血に汚れている」とリエに拒否されてしまう。そして現れたグレイと共に消える。 グレイに抱かれたリエは、「本当はもっと生きていたかった」といい「もう一度一から竜とやり直したかった」とグレイに告げて、竜の名前を呼びながら死んでいく。 リエを失った竜の嘆きに、凱はほかの仲間たちに、一人にしてやろうといって、彼を残して立ち去るのだった。 感想…… クライマックスになって、だんだん子供向けではなくなってきた。 トランザの退場はとても迫力があったけど、マリアの退場はとても切ない。リエとしての一撃や彼女を思い、そのためだけに戦っていたといってもいい竜の嘆きが、今までの積み重ねがあるおかげで、とてもリアル。 マリアがリエであることを知ってからの竜は、リエにかかわることに関しては時折情けなかったりしたけど、今回も強がらずそのままの想いが表れていて、男のくせに、と言いたいところが、何となく理解できる感じだった。 リエの死に方も、竜の名前を呼び続けていて、本当に理由のことが大好きで、一緒に生きていたかったのだと思うと、切ない。 グレイもまたマリアへの想いが伝わってきた。 ジェットマンはすごいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.18 23:48:15
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