西戸崎駅(さいとざきえき)は、福岡県福岡市東区にあるJR九州・香椎線の駅。
駅舎側に沿って単式ホーム2面2線を有する無人駅。
ほとんどの列車は1番ホームに入線するが一部の列車は2番ホームが使用される。
1998年に水戸岡鋭治のデザインでヨットをモチーフにした新駅舎に改築された。
西戸崎駅は香椎線の起点の駅となっており、西戸崎駅から香椎駅の間は海の中道を通っているため、この区間には「海の中道線」という愛称が付けられている。
また香椎線はJRで唯一、起終点両方の駅で他路線との連絡が全く無い路線、いわゆる盲腸線である。
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西戸崎駅は1998年に水戸岡鋭治によって新駅舎に改築されている。
水戸岡鋭治といえば鉄道ファンでない人でもJR九州の豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」をデザインした人として認知されているだろう。
JR九州という会社の歩みと水戸岡鋭治は切っても切り離すことができない。
西戸崎駅の1つ隣の駅は海の中道駅だが、彼がアートディレクションを担当し1987年にオープンした「ホテル海の中道」がJR九州と水戸岡鋭治を結びつけた。
「ホテル海の中道」にアクセスするためのリゾート列車をホテル側からJR九州にデザイン提案したところ、JR九州が水戸岡鋭治の案に興味を持ち、海の中道に向かう香椎線を走るジョイフルトレインが出来た。
それがキハ58系・アクアエクスプレスで、それからJR九州と水戸岡鋭治の二人三脚の歴史がはじまった。
”九州の鉄道”に関することで参考にしている本
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九州の鉄道おもしろ史 明治・大正・昭和 [ 弓削信夫 ]
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福岡鉄道風土記 /弓削信夫 /〈単行本〉【中古】afb
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JR九州のひみつ [ PHP研究所 ]
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九州鉄道の記憶 名列車・名場面・廃止線 [ 宇都宮照信 ]
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人口減少と鉄道 (朝日新書) [ 石井幸孝 ]