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テーマ:鉄道(21917)
カテゴリ:久大本線
筑後吉井駅(ちくごよしいえき)は福岡県うきは市吉井町にあるJR九州・久大本線の駅。
”うきは市”にある駅で隣に”うきは駅”もあるが、市役所などの最寄駅は筑後吉井駅となり実質的に”うきは市”の中心駅である。 1928年(昭和3年)12月、鉄道省の駅として開業。 1984年(昭和59年)、無人化(その後再び有人化)、跨線橋設置。 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。 1番線が下りホーム、2番線が上りホーム、3番線が上下ホームとなっている。 2018年度の1日平均乗車人員は511人。 筑後吉井駅は昔ながらの白壁蔵造りの駅であるが、これは筑後吉井という地域が伝統的建造物群保存地区に指定されているためである。 この周辺は江戸時代に久留米城の城下町と、天領である日田を結ぶ旧豊後街道沿いの宿場町として発展を始めた。 そして、江戸時代中期、大石水道と長野水道の開通により筑後川中流への水運を得たことで商品作物の集散地となった。 江戸時代末期からは次第に酒・油等の商品作物を加工する産業が集積されて、在郷町として繁栄する。 莫大な富を得た吉井の商人たちは明治時代にその資力を誇示するがごとく「居蔵屋」と称される贅をつくした蔵造りの商家を建て、最盛期の大正時代にはこの「居蔵屋」が立ち並ぶようになった。 また筑後吉井駅のすぐ裏には”鳥越製粉”という会社の工場があるが、この鳥越製粉の創業者・鳥越彦三郎の曾孫にジャーナリストであり過去には東京都知事選にも出馬した鳥越俊太郎がいる。 鳥越俊太郎は久留米大学附設高校の出身なので、果たしてこの駅から久留米まで列車で通学していたのであろうか? ”九州の鉄道”に関することで参考にしている本 ・九州の鉄道おもしろ史 明治・大正・昭和 [ 弓削信夫 ] ・福岡鉄道風土記 /弓削信夫 /〈単行本〉【中古】afb ・JR九州のひみつ [ PHP研究所 ] ・九州鉄道の記憶 名列車・名場面・廃止線 [ 宇都宮照信 ] ・人口減少と鉄道 (朝日新書) [ 石井幸孝 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.18 15:00:44
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