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テーマ:鉄道(22172)
カテゴリ:大村線
ハウステンボス駅は長崎県佐世保市南風崎町にあるJR九州・大村線の駅です。
1992年のハウステンボスの開業に伴い開設され、大村線では最も新しい駅で、早岐瀬戸を挟みハウステンボスの東側に位置しています。 ハウステンボス駅の開業に当たっては、特急電車「ハウステンボス」乗り入れのために早岐駅からハウステンボス駅の間が電化されました。 しかし、私が訪れたこの日は、昨今の状況で特急「ハウステンボス」は運行を中止しており、駅でオレンジ色の車体を見ることはできませんでした。 1992年(平成4年)3月に開業、現在の駅舎は2010年(平成22年)7月にリニューアルされています。 島式ホーム1面2線をもつ地上駅で橋上駅舎となっています。 ハウステンボス駅の隣は南風崎駅(はえのさきえき)であり、距離は900メートルとそんなに離れてはいません、 現在のハウステンボスの周辺に浦頭港という港があり、太平洋戦争後、中国・東南アジア方面各地からの復員者・引揚者が南風崎駅より専用列車に乗り込んだことで有名な駅でもあります。 ハウステンボスは佐世保市針尾島という地区に作られたのですが、近くの佐世保軍港の拡張に合わせて、佐世保湾に面する針尾島西岸には戦前には軍事施設が設置されていました。 針尾島では、針尾送信所が最大の施設ですが、この針尾送信所は無線送信所であり、敷地内にある巨大な3本のコンクリート製の電波塔・針尾無線塔は大正時代より建ち、太平洋戦争開戦の暗号「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を受信し、それを中国大陸や南太平洋の部隊に伝えたところとして有名です。 ハウステンボスができた土地は、今は九州の中でも指折りの観光地となっていますが、昔は近くに海軍の佐世保軍港があった影響もあり、戦争と関係の深い土地柄でした。 ”九州の鉄道”に関することで参考にしている本 ・九州の鉄道おもしろ史 明治・大正・昭和 [ 弓削信夫 ] ・福岡鉄道風土記 /弓削信夫 /〈単行本〉【中古】afb ・JR九州のひみつ [ PHP研究所 ] ・九州鉄道の記憶 名列車・名場面・廃止線 [ 宇都宮照信 ] ・人口減少と鉄道 (朝日新書) [ 石井幸孝 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.14 20:00:06
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