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テーマ:鉄道(22130)
カテゴリ:南阿蘇鉄道
高森駅(たかもりえき)は熊本県阿蘇郡高森町大字高森にある南阿蘇鉄道・高森線の駅で、同線の終着駅でもあります。
南阿蘇鉄道本社が設置されています。 高森線唯一の有人駅です。 1928年(昭和3年)2月12日に開業しています。 1971年(昭和46年)委託駅化され1986年(昭和61年)4月1日、国鉄・高森線より南阿蘇鉄道に転換されます。 1987年(昭和62年)4月6日、新駅舎が使用開始。 2016年(平成28年)4月14日、熊本地震により全線運休となりましたが、その約3か月後の7月31日には中松駅から高森駅の間の運転が再開されました。 熊本地震がおこる1年前の2015年度(平成27年度)の1日平均乗降人員は442人ですが、その2年後の2017年度(平成29年度)の1日平均乗降人員は130人となっていて半分以下に落ち込んでいます。 南阿蘇鉄道は2023年度(令和5年度)に立野駅から中松駅の間も運転再開される予定なので、全線再開になればまた駅利用者も回復してくるかもしれませんね。 高森線は国鉄時代、高千穂線(後の高千穂鉄道・高千穂線)と結ばれて九州横断鉄道の一部となる予定でしたが、高森線開通時の1928年(昭和3年)には高森駅~高千穂駅の間の工事予定がまだ決まっておらず、駅は利便性を考えて町の中心部に造られました。 九州横断鉄道全通時には、高森トンネル(現在高森町が運営する高森湧水トンネル公園)の入口付近に駅が移転する予定でしたが、高森トンネルの出水事故や国鉄再建法成立などにより九州横断鉄道建設は中止となり、駅移転の話も立ち消えとなった経緯があります。 もし、高森トンネルの出水事故がおこらず、この高森駅から高千穂駅までが線路でつながり熊本の阿蘇方面から宮崎の延岡方面までの九州横断鉄道が建設されていたら、九州山地を抜ける路線で車窓からの景色も素晴らしいので「ななつ星in九州」などの観光列車が走っていたことと思われます。 ちなみに高森駅から高千穂駅までの路線がつながっていた場合、途中で設置される駅の名前も決まっていて高森方面から高森駅→日向泊駅(ひゅうがどまりえき)→河内駅(かわちえき)→田原駅(たばるえき)→上野駅(かみのえき)→高千穂駅となっていたそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.11 05:13:43
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