カテゴリ:政治・平和
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マンデラ氏がなくなった日に、日本では時代錯誤の超悪法秘密保護法案が野蛮な強行採決で可決されました。 マンデラ氏は 若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放される。翌1991年にアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。デクラークと共にアパルトヘイト撤廃に尽力し、1993年にノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種参加選挙を経て同国大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退した。 マンデラ氏を知った頃観た『遠い夜明け』 画[編集] 『マンデラの名もなき看守』(2007年) 監獄に入れられたマンデラと看守の交流を描く。『インビクタス/負けざる者たち』(2009年) (朝鮮日報日本語版) 【社説】マンデラ氏の精神が韓国に投げ掛けるメッセージ オバマ米大統領は6日、95歳で逝去した南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領について「マンデラ氏という師表(手本となる人)がいない私の人生は想像もできない」と哀悼の意を表した。マンデラ氏が人類の師となったのは、南アフリカの悪名高いアパルトヘイト(人種隔離政策)を撤廃させた功労からでも、27年間の刑務所生活を経験しながらも大統領になったという立志伝的な人生のためでもない。 マンデラ氏は自身や自身の種族を過酷なまでに弾圧した加害者を心から抱きしめ、復讐(ふくしゅう)の悪循環に陥る寸前だった国を救い、全国民に恨みや憎しみではなく、許しと和解の精神を根付かせた。全世界がこの奇跡に感動し、人類は人間に対する希望を見た。「人間には善なる本性がある」というこの希望の種は、マンデラという名前と共に永遠に語り継がれることだろう。 1990年に刑務所から出てきたマンデラ氏の前に真っ先に突き付けられたのは、「武力で白人政権を打倒しよう」というアフリカ民族会議(ANC)の仲間たちの要求だった。マンデラ氏はこの要求に対し「われわれは白人たちがわが国の発展のために成し遂げたことに感謝の意を表する」と公言することで応えた。マンデラ氏が大統領に当選すると、白人の加害者たちを処罰すべきだという要求が殺到した。同氏はこれに対しても「許そう。だが忘れはしない」と歴史問題解決の原則で応じた。そのために作られた法律の名称も「国民統合および和解促進法」だった。この法律に基づいて、6800人の加害者が真実を告白し赦免された。マンデラ氏は告白していない加害者も結局、処罰しなかった。 マンデラ氏は大統領就任時、直前の白人政権の大統領を副大統領に任命した。黒人弾圧の中核を担っていた情報責任者、自身に終身刑を求刑した検事を自宅に招き、丁重にもてなした。白人看守3人は大統領就任式に招待され、VIP席に着席した。黒人団体が白人文化を代表するラグビー南アフリカ代表チームの解散を要求すると、マンデラ氏は逆に黒人が一人しかいない代表チームの元を訪れ、激励した。感動した白人選手たちは1995年に南アフリカで開催されたラグビーのワールドカップで奮闘し、大方の予想を破って優勝するという奇跡を起こした。決勝戦が終わると、競技場に集まった黒人も白人も互いに抱き合って涙しながら「ネルソン! ネルソン!」と連呼した。 南アフリカ共和国は黒人と白人に人種が分裂していた国だった。この「大きな川」は到底越えられないと思われたが、妥協と和解という橋でつながった。南アフリカ共和国に比べれば、韓国社会は確執の根源とでもいうべきものが事実上存在しないと言えるのに、なぜこのように分裂し、事あるごとに対立して確執が生まれるのかと思うと息が詰まる思いだ。 マンデラ氏の力は、大統領就任後に自身の勢力の利害関係を決然と断ち、国と大義の側に立ったことから生まれてきたものだ。自らと苦難を共にした勢力を退けることは決して容易なことではないが、力を持つ者が犠牲になり、譲歩しなければ善意の気運は高まらないことをマンデラ氏は証明した。韓国は民主化は成し遂げたが、大統領は今も「自分の味方」の垣根を越えられずにいる。民主化以後、政権が何度交代しても「真の許しと和解」はなかった。その結果、善意ではなく確執の悪循環が韓国社会にしっかりと根付いてしまった。マンデラ氏が歴史という名の海に残した航路はあまりにも偉大で深い。韓国が今からでもかじを切り、その航路にたどっていけば、和解と共生への道が韓国社会に開ける可能性があるはずだ。 追記 98歳のジャーナリストむのたけじ氏 国民同士が監視し合う社会は冷たい。本当に怖い。 この法律に反対した議員は次の選挙で必ず当選させる。賛成した人は必ず落とす。そういう活動を今から始めるんです。戦争は危険だもの。男などに任せず、命の母である女性がたちゃ上がらなければいけない。本気で国民が主権者である責任を果たしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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