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私もお婆ちゃんだが、家にはもう一人先輩のお婆ちゃんがいる。
大正6年生まれの現在88歳。 年齢相応の物忘れは驚くほどあるが、ぼけてはいない。 また、身長140センチと小さく軽いせいか、実に行動的なのである。 三輪自転車を乗り回し、これに乗るとスーパーマンに変身し、空を飛ぶようにどこにでも出かけていく。ある日などは朝9時に玄関を出て、まずは西のお医者さんで血圧の薬をもらい、その足で東のお医者さんで白内障の診察を受け、帰りはどっかスーパーで買い物をしてくる。 その距離およそ15キロ。 ずいぶん長い散歩道を重い自転車を漕いでくるのである。 帰ってきたのが昼を過ぎた1時頃。いそいでお昼を済ませたかと思うと、今度は近所の老人仲間でのゲートボールに出かけていく。 そして夕方帰ってからは、畑の様子を見に行ったりと一日を惜しんでいるのか随分精力的に動く。 以前は風邪を引いたり、お腹の調子が悪くなったりしたのだけど、数年前から風邪も腹痛もなく、年齢を重ねる程に元気になっていくように思われる。 自分でもそう感じているのか、「100歳まで生きるかも・・」と苦笑している。 この元気な秘訣は何なのだろうかと考えると、それはその人の生きてきた日常にあるとの一言に尽きる。若いときからの体力(特に足腰の鍛錬)が貯蓄されていたからである。・・そう確信する。 平均寿命を延ばしているのも、この年齢の人たちだと言うし、そうなるとこれからの平均寿命というのは、徐々に下がってくることになるのか・・・とふと考えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月21日 21時28分29秒
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