カテゴリ:旅
連日のように雨模様です。この時期って雨が降る度に涼しくなっていって秋を実感するのですが、なぜだか妙に蒸し暑い。9月の終わりって、こんなに暑かったっけ。この週末だったか、夜あまりの暑さに汗だくで起きてしまい、エアコンを強力にして部屋を冷やしてから改めて寝るという日が2日も続きました。今回の旅もそんなイメージでした おそらくこの美濃赤坂駅も、赤坂の街の外れにあるのでしょう。何度も書いていますが、駅って街の中心部から大きく外れた場所にあることが多い。古い街であればあるほど、その傾向が強い。それもそのはずで、明治以前から既に出来上がった場所にレールを敷くのですから、まさかどかせるわけにもいかず、必然的に鉄道は街の外れを走ることになります。ただ私鉄となると話は別で、こちらは昔の官営(国鉄)ではなく、あくまでも営利追求ですから、何とかレールを街の中央部に持ってくるべく頑張っているものが多いし、国鉄に吸収されずに残っている私鉄のほとんどは今、そうなっています こちら美濃赤坂に来ると、そのあたりが歴然と分かります。古い町並みが続いて道も狭い街道の中心部に駅を作るのはなかなか困難なことです。しかもこちらはもうひとつの使命を帯びた駅なんです
立派な木造駅舎が今も残る美濃赤坂。大正時代に建てられたものを改修しつつ今も現役です。なかなか風情がありますが、駅の構内は
とても広い。いくつものレールが敷かれています こちらは未だに現役の貨物駅にもなっていて、石灰石が運ばれていきます。1日にそう何本もないそうですが、実は駅でぼんやりしている間に、その運搬車らしきものがやってきました。なかなかグッドタイミングなわけですが、「とある事情」でぼんやり見ていただけで写真を取り損ねました。ちょっと痛い。その事情については、これから説明します 駅に着いた時点で、電車が来るまでまだ1時間以上の時間がありました。この付近は昔ながらの神社などもあって、1時間なら付近の散策にちょうど良い感じなんです。ところどころに地図もあって分かりやすい。ということで少し歩き始めたのですが、数分でヤメ。理由は明確です
(;´д`)ゞあちぃ~ たまらん お昼の2時ごろ。最も気温が上がる時間帯なんですが、とにかく暑かった。砥石城の話を先に記しましたが、この後、長野に行く旅程を組んでおり、地元の知人に尋ねると「夜はかなり涼しいので上着があった方がいい」とアドバイスを受け、上着をはおって出発したのですが、少なくともこの日は全くもって不要。というかじゃま。リュックは最小限にコンパクトにしているので、上着を入れる余裕なんてありません 路地を歩き始めてジリジリと汗が噴き出してきて、先に上り坂が見えたのであえなく撤退となりました。まだまだ先は長いのです。で、どうするか。普通はどこかの喫茶店か飲食店あたりでアイスコーヒーでも。いや旅ですので、ビールも全然あり。これってハンドルを握らない鉄道旅の特権です。そこで先に結論を言いますが
(T◇T) 周囲に何も見当たりません 駅の敷地内に喫茶店があるのですが、これってとても営業しているようには見えない。前回書きましたが大垣駅で軽くサンドイッチを食べただけですので、お腹もそこそこすいていて別に喫茶店でなくてもいいのですが、とにかく見当たらない。ここはネットのお世話になるところでしょう、とスマホを取り出したのですが、どうやら徒歩10分以内には確実に休憩できる涼しいところはないようだ。そもそも10分歩くのもイヤになっていますからね。ついでに言うとコンビニも見当たらない。最低でも1キロ近いって、こりゃダメだな 2月の長門本山駅もそうでしたが、周囲に何もないのならともかく、民家がズラリと並んで人の気配も十分あるのに何もない、って悲しいね ということで駅の自販機で冷たいお茶を買って、そのまま待つことにする
駅構内はこんな感じ。なかなか広い。以前は駅員さんも常駐していたことが分かります。奥がホームです。ということでこちらでしばしぼんやりです。貨物車が来たのはそんなタイミング。もうぼんやりと見送るしかなかったですね 行って折り返すだけでは周囲の散策ができないとバスに乗ったと前回自慢げに書きましたが、こうなると全く意味がないというか、言っていることとやっていることが全然違うよね(汗) さて、その駅舎なんですがきれいに使われていて庭も手入れされて花が咲いています。それもそのはず
駅舎は石灰石を運搬する運輸会社の事務所となっているようで、ちゃんと人がいました そうこうしているうちに
電車到着の時間となったのでホームに出る。旅客営業のホームは1面1線のみ
終点フェチの私をくすぐる風景
電車がやってきました。列車ではなく電車です。数年前からワンマン運転になったようですが、使用車両は国鉄時代の骨董品ではなくJR東海の電車です
ぞろぞろとお客さんが降りてきました。もう夕方になろうとしているので学校帰りの高校生も見られます。こちらの駅も1日に数百人の需要があるので、地元の足の役目は十分果たしています 時間的には閑散方向になるので、乗車したのは20人ほど。明らかな鉄道ファンも私の他に明らかに1人いました(笑)
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最終更新日
2016.09.29 00:32:29
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