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2018.04.12
カテゴリ：旅
今週の始め
 博多に行ってまいりました。夜の６時半でも十分、明るい。「西に来た」と実感します 翌朝、博多駅のホームに  ぉお(ﾟﾛﾟ屮)屮 ドクターイエローがいた 過去何度も見ていますが正面からちゃんと写真を撮れたのは初めてです。ホームで発見して「おっ」と思っても停止した状態で前後方に回り込むことができず発車してしまうことが多かったからです。これはうれしかったなぁ  さて、随分と間延びしながら報告してきた広島県の乗り尽くしも今回が最後です 新見へ折り返す芸備線へと乗り込みます。前回も書きましたが当然のキハ１２０。今回の旅で一体、何回乗るんだ？いつぞや北海道に行った時でしょうか、キハ４０に飽きたと書いたことがありますが、ＪＲ西日本の非電化区間でのキハ１２０も正直、かなり飽きます。ロングシート内装が来た時はさらにガッカリ。ロングシート車には旅情というものがないですからね その新見行き。数人のお客さんを乗せて出発。もう記憶が薄れていますが「数人」というレベルだったかどうかも怪しいぐらいの数。最低でも４人はいたと思いますが、私とそして確実にもう一人は「その筋」です。要は鉄オタですなw さて、前回も書きましたが広島から山間部に入り、三次を経て岡山県の新見へ至る（正式には伯備線の備中神代という駅と広島を結んでいるが、すべての列車が新見まで行くのが事実上は新見が起点のようなもの。今回の旅で乗った福塩線と同じです）芸備線は広島を発ち、三次に向かうまではかなりの本数があります。三次から先はガクンと本数が減り備後落合まで到達する列車は１日５本しかありません（途中の大きな街である庄原止まりが２本あります）。これだけでもかなりの閑散区間ですが、備後落合から山間部の県境を越えて岡山・新見へと至る列車はというと Σ(￣ロ￣lll)ｶﾞｰﾝ な、なんと３往復 始発が6時台、お次が14時台そして最終が20時台。もはや都市間輸送の体をなしているとはいえない運行です。もっとも県境の駅である東城からは３本が出ており、新見～東城は6往復と倍（といえる本数なのか）の運行が行われています この超閑散区間に乗ろうとすると、始発と最終はどう考えても無理があるため、必然的に14時台の1本しかありません。逃すわけにもいかないので備後落合の駅をじっくり味わうことなんて、とてもできません 列車は50キロの山あいの区間をゆっくり走ります。最初の駅である道後山に到着すると  すっかり銀世界。かつて、ここ道後山駅にはスキー場があり、スキー客を乗せた臨時列車もやって来ていたそうですが、スキー場が閉鎖された今は、完全な超秘境駅となっています。このあたりも散策してみたいところですが、本数を考えると完全に無理。それよりも無事運行されていることに感謝しないと 三次から何度も写真を掲載してきましたが、広島県のこの地域は豪雪地帯でして、現に数日前まで三江線が、この日も木次線が雪の影響でストップしていました。芸備線がストップしてもおかしくないところでしたが、運行していました。もっとも3本しかない列車が止まって、どのぐらい影響があるのか分かりませんが ガタゴトと揺れながら、列車は備中神代駅から伯備線に合流。こちらは陰陽連絡線の動脈で電化されており、1時間に1本、特急がビュンビュン走っている路線ですが、そこを非電化の単行が走るという、なかなかシュールな状況 同様の体験をしたのが数年前に行った夕張で、新千歳空港へ向かう複線電化の電車や苫小牧方面へと向かう電車や特急がひっきりなしに走る中、キハ40単行が千歳から出る光景はなかなかのものでした そして伯備線で鉄道ファンの心をつかんでいるのが  ここ布原。伯備線の駅でありながら、芸備線の列車しか停車しないという、なかなかの存在。ということで列車は1日6往復しか来ず、電化区間にありながら、非電化列車しか停まらないという珍しい駅です。元々は列車がすれ違うための信号所で、それが駅に昇格したため短い編成の列車しか停まれないことで、この措置になったようですが、山中にポツンとある駅は、これまたシュール。ここも訪れてみたいのですが、両隣の駅から自動車で来るのは、かなり困難（道はあるがとても狭く地元の方でないと危ない）なのです これは私も知らない世界ですが、昔はSL撮影のメッカで、今も撮り鉄の方が訪れるそうですが、皆さんこの6往復を利用されて来られるのでしょうか  車窓から布原に別れを告げると   新見駅。こちらは鉄道の要衝でもある古い街で、もちろんすべての列車が停車します。3年前でしたか、同じ時期に岡山から、ここ新見まで来て姫新線に乗ったリポートをしましたが、それ以来です。確かその時も、新見駅まで来ると、たまたま1日3本のうちの1本が出発する時間で「乗りた～いけどがまん」という趣旨の日記を書いた記憶があります ここからは  特急で岡山へと向かい、帰路につきます。ここ2年ほど、随分とこの「やくも」に乗っていますが、いつの間にか３８１系特急が走っているのは、この伯備線だけになってしまいました。そう思うと毎回貴重な体験をしているわけです 今回の旅で、なかなか塗りつぶせなかった路線に乗ることができました。ただ本数の薄さから駅を味わうのは、さすがに無理。もっと気候がよくなったら、もう一度車で訪れてみたいね。そもそも、この地域で列車が閑散としているのは並行する道路が立派になったから。ですから布原を除くと、車では比較的到達しやすい駅ばかりなんです。そういうと興ざめしてしまいますが、これが鉄道の現状ともいえます お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2018.04.12 20:01:15
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