美酒物語

ペルーに入って３日目。クスコで、現地のガイドツアーに参加し、周辺の遺跡群（これも世界遺産に登録されている）を観光しましたが、海沿いの首都リマから一気に標高3500メートル以上のクスコに行くのは、身体的にかなり厳しかったです。

ガイドツアーの集合場所（スタート地点）の公園ベンチで、同じツアー参加予定の日本人カップルの女性の方が、無茶苦茶青い顔で座り込んでいるなぁと思ったら、出発直前にリタイアしてしまいました。その後、バスで市街の遺跡を回る前に、市内の観光ポイントを歩いてざっと回っている最中、西洋人のおばさんとおばーさんがふたり、道路にへたり込んでしまったり……と、高地での観光は大変でした。

私もちょっと急いで歩いたりすると頭が痛くなり、同居人も息が苦しいと訴えておりました。少しずつ高地に身体を慣らしていけば、3500メートル程度は大したことないと思うのですが、飛行機で一気に移動するのはよろしくないなぁ。

高山病対策としては、よく寝る、水をたくさん飲む、食べ過ぎない、酒は飲まない、あまり急激な運動しない、テンションあげない……などなどですが、私たちは、リマで買った高山病予防の薬ダイモアックスを服用していました。

この薬は、日本では処方箋が必要ですが、ペルー国内ではふつーに薬局で売ってます。ただ、副作用として利尿作用があることと、カリウム不足に陥ってしまうという欠点があります。利尿作用については、どうせ高山病対策で水をたくさん飲むので気になりませんが、カリウム不足で指先が痺れるのはちょっとイヤでした。

カリウム補給のためにジャガイモやバナナをたくさん食べましたが、それでもやっぱり、薬飲んだ後には痺れがきてしまいます。ダイモアックスを服用するのなら、カリウムのサプリを持っていけばよかったと反省。

あと、高山病予防にいいのがコカ茶（写真）。葉っぱで入れる奴の他にも、ティーバックもあります。味は普通のハーブティーみたいなものですが、あまりクセがなくて飲みやすいです。茶の他に、コカキャンディーとかコカタフィーとかのお菓子も、その辺でふつーに売られています……が、コカはコカインの原料ということもあり、日本に持ち込むことができないそうです（残念）