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多文庫の間まで

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Illimone

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2011.03.14
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カテゴリ:書評 SF関係
この本はいわゆるロシアの古典SFが5編掲載されている。

古典だからSFだかなんだか非常にあやしい泣き笑い

オドエフスキーの4338年というのは、タイトルを見ると興味しんしん。

1840年発表の作品だからしょうがないけど、たいした事ない。

ニコライ・モロゾフの宇宙空間の旅は、月旅行を書いているがいまいち。

次の液体太陽(アレクサンドル・クプリーン)は、少しは読める。科学的とはいえないが

読み物としては前の2つよりずっとましだ。若者ヘンリーは年収400ポンドの学術研究員の

求人に応募。エクアドルの山奥へイギリスからダイヤモンドでできている特殊なレンズ2つ

を携えて行く。待っていたのは、チャールズベリ卿と言う老博士。博士には若い美人の妻が

いるが、研究ひとすじ。でどんな研究かと言うと、太陽光をレンズで集めそれを絶対零度で

冷やして液体にしようと言うもの。ものすごいエネルギーを生み出す事ができる。

研究は完成したが、博士の妻はヘンリーと一緒にイギリスから来たもう一人の博士の助手

ド・モン・ド・リークなる人物と駆け落ちしてしまう。心身ともに弱った博士はイギリスに

帰って死にたいと言うようになり、研究所を閉鎖。ところが、博士は心ここにあらずと言った

状態だったので、太陽光を取り入れる装置のタイマーを操作ミス。装置が限界に達して爆発

を起こし、貯蔵してあった液体太陽に次々と引火。その衝撃は近くの老火山の噴火を誘発。

そしてその衝撃は、津波を引き起こしイギリスへ向かう博士とヘンリーを乗せたゴンザレス号

を襲った..。1912年の作なので第一次世界大戦前ですね。

次の作は、技師メンニ(アレクサンドル・ボグダーノフ)力作らしいけど、面白くはない。

火星の運河建設の話だけど、工事労働者の組織と政府の対決と言うか思想の戦いと言うか

別に火星の運河の話にしなくてもいいのでは涙ぽろり

この人物のすごいところは、世界初の輸血研究所の所長に1926年になり、自ら体全体の

血液を入れ替える実験の最中に死亡したとの事。なんでも血液を新しくする事が若返りと長寿

の方法だと信じたらしい。そして最後の生き返らせないでくれ(ワレーリィ・ブリューソフ)

短編で13ページほど。死んだ人間を復活させる話。

見逃せない一冊と言うキャッチだったけど、ほんとに?ここのところ読みたい

ソノラマ文庫が落札できなくて、たまたま読んでないSFを探していて見つけた古本だけど

ロシアの古典SFはすっごく疲れる。どくろ

高値で、






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Last updated  2011.03.14 16:33:34
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